社長の金言
コメの消費拡大で 日本の農業を守る
RYU'S EYE
座右の銘
放送内容詳細
回転寿司から炊飯器まで!コメ卸最大手が手がけるコメビジネス最前線
神明は、コメの消費量を増やそうと、あらゆるコメビジネスに乗り出している。その一つが、「わずか10分で炊ける炊飯器」の開発。業界最速“10分炊飯”を可能にした秘密は、特許技術を駆使した特殊なコメにある。さらに、コメ農家が「毎日食べたい」と絶賛する、パックご飯を開発。業界最大手ならではのこだわり技術を詰め込み、「炊いたご飯と変わらない」味を実現した。その一方で、飲食店も多角経営、自慢のコメを提供している。サバ料理専門店の「サバープラス」では玄米と白米を黄金比率でブレンドした特殊なコメを提供。寿司チェーン「魚べい」では、独自ブレンドのコメを使い、客から「シャリがおいしい」と評判を集めている。このように、コメを直接消費者の口元に届ける事業を拡大させたことが、神明の業績を押し上げている。
「あかふじ米」から続く革新的“米屋”
長らく政府の管理下に置かれてきたコメ業界。しかし、神明は業界を驚かす革新的な取り組みを続けてきた。過去には、いち早くブレンド米を一般消費者向けに販売し、ヒットさせた。「あかふじ米」の商品名で親しまれ、関西では知らない人はいない。さらに、コメは米屋で買うのが当たり前だった時代に、業界に先駆けてスーパーでの販売に道を開き、驚かせた。こうしたベンチャースピリットを受け継ぎ藤尾は、パン食やヘルシー志向でコメの消費量が減少する中、数々の新規事業に乗り出し、業績を拡大してきた。そして今、これまでにない「直営おにぎり店」をオープンさせる。“日本のファーストフード”おにぎり市場は年々拡大している。そこに、コメ卸最大手のプライドをかけ殴り込みをかけようというのだ。
業界最大手として、ニッポンの農業を守る
コメを守るため、川上の農業への支援にも注力する。病気に強いコメの新品種を見つけて、農家に推奨。収穫したコメは全量買い取り、ローソンの店舗へ。生産者と大手小売りを結びつけ、農家の収益アップにつなげる取り組みだ。さらに、耕作放棄地も何とかしたいと、画期的な活用方法を考え出した。それは、なんとバナナの栽培。農家も期待を寄せている。
ゲストプロフィール
藤尾 益雄
- 1965年兵庫県生まれ
- 1989年芦屋大学卒業 神明入社
- 2000年常務取締役
- 2003年専務取締役
- 2007年代表取締役社長
企業プロフィール
- 会社名:株式会社 神明
- 創 業:1902年(明治35年)6月
- 社員数:約420名(グループ全体約2000名)
- 主要製品:あかふじ米
村上龍の
編集
後記
コメとパンの消費はトレードオフの関係にある。パンの需要が増えれば、コメは減る。それを明確に指摘したゲストは、藤尾さんがはじめてだった。「神明」はコメ卸のトップだが、ずっとアウトサイダーで、挑戦者だった。だから、パンを、競合食品として意識することができた。パンの豊富なバリエーションは、職人、メーカーの努力の結果だ。パンとご飯、1つを選べと強要されたら、たぶん日本人の多くはご飯に傾く、そう思いたい。「もし世の中からご飯が消えてしまったら」日本人全員にとって必須の問いではないだろうか。


















