放送内容詳細
断熱技術でヒット商品が続々!失敗を恐れない挑戦集団
サーモスと言えば、真っ先に思い浮かべるのが…ステンレス製魔法瓶の水筒やタンブラー。その人気の秘密は、圧倒的な断熱力にある。例えば、コップに入れた氷水が1時間で溶けてしまうような高温の場所でも、サーモスのタンブラーを使えば、2時間が経っても、ほとんど氷が溶けない。つまり、サーモスを使えば、夏場でも飲み物を冷たいまま、長く楽しめるというのだ。こうした性能の高さで多くの熱烈ファンを生み出してきたサーモスが、いま取り扱い商品を拡大させている。後発ながらシェアで業界2位となったフライパンや時間が経っても煮詰まらない珈琲メーカーなど、幅広いカテゴリーの商品を取り扱い、2021年度は過去最高売り上げを記録した。この大躍進の陰にあるサーモスの強さの秘密こそ「失敗を恐れないチャレンジ精神」にあった。社長を筆頭に、社員一丸となって変化に挑む「サーモスの“挑戦DNA”」、その神髄を独占取材した!
日本酸素から分社化!どん底から業界トップへの復活劇
ステンレス製魔法瓶のパイオニアでありながら、競合との戦いに破れ、業界の「万年3位」に甘んじてきた日本酸素のサーモス事業。赤字が続く厳しい状況の中、日本酸素は2001年、ある決断を下す。それが“サーモス事業の分社化”。魔法瓶事業の独立採算を目指し、サーモスを別会社にすると発表したのだ。これにより、サーモス事業に携わっていた社員は、転籍、給与の削減、人員整理に直面することになったという。だが、そんな苦境のサーモスに転籍した社員が、その後に続々とヒットを生み出し「万年3位」と言われたサーモスを業界トップシェアの会社へと生まれ変わらせたのだ。いったい、その時、何が起こっていたのか?これまで明らかにされなかったサーモス復活の舞台裏を解き明かす!
ゲストプロフィール
片岡 有二
- 1962年東京生まれ
- 1985年慶応義塾大学を卒業
日本酸素に入社/魔法瓶グループに配属 - 2003年サーモスに転籍
- 2021年社長に就任
企業プロフィール
- 会社名:サーモス
- 創 業:1980年
- 本 社:東京都港区芝4-1-23三田NNビル
- 売上高:223億円
- 社員数:298人
村上龍の
編集
後記
前身である日本酸素は1910年に日本初の産業ガスメーカーとして設立された。わが国の産業を支えてきた。なぜ「消費財」に参入したのか。自分たちには、何かできることがあると思ったのだろう。「冷めない、割れない魔ほう瓶」ステンレス製の真空断熱構造。真空の部屋の中で魔ほう瓶を作る、最後に底の金属ロウを加熱して溶かす。よく作ったなと思う。産業ガス運搬用のタンクローリーのタンクにヒントがあったという。それはまさに巨大な魔ほう瓶だったらしい。


















