カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

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テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

2023928日放送

スポーツの「ミズノ」が快進撃
知られざるビジネスの全貌

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ミズノ 社長
水野 明人(みずの あきと)

青と白の縞々が印象的な「佐川急便」のユニフォーム。実はこれ、荷物を運ぶ際の筋肉や関節の動きを解析し、動きやすさや快適性を追求した特注品だ。作っているのは大手スポーツ用品メーカー「ミズノ」。スポーツ用品の開発で培った技術を武器に、近年"ワークビジネス"を強化。「竹中工務店」「セブン-イレブン・ジャパン」「ミスタードーナツ」など、これまで約1200の企業や自治体にウェアを納入している。さらにゴルフクラブなどに使う炭素繊維は「トヨタ」の水素自動車にも採用。今年6月には寝具にも参入した。国内のスポーツ用品市場が縮小する中、2022年度には売り上げ、利益とも過去最高を記録。率いるのは創業家4代目の水野明人。新分野を次々と切り開く、驚きの手法とは!?

社長の金言

一つもやらなければ 何も生まれない

未公開インタビュー

座右の銘

放送内容詳細

スポーツの技術で新分野に参入

ミズノのワークウェアが絶好調だ。「ミスタードーナツ」には高温になるキッチンでの汗対策として、吸汗速乾性に優れたユニフォームを納入。大手ゼネコン「竹中工務店」には膨らみにくく動きやすい設計のファン付きジャケットなどが採用されている。さらにウォーキングシューズやテニスシューズの技術を生かした、軽くて履き心地のよい作業靴も人気だ。2016年以来、ワーク部門は右肩上がりで成長し、売り上げ約100億円と新たな事業の柱になりつつある。他にもゴルフクラブやテニスラケット用に開発したカーボン素材は、トヨタの水素自動車「MIRAI」のほか、高速道路のETCバーやカシオの「G-SHOCK」のバンドなど様々な用途に使われている。今年6月には寝具市場にも参入し、高い体圧分散と寝返りのしやすさを実現した新構造のマットレスや、熱を逃がす敷パッドなどを発売。後発ながら激戦の寝具市場に挑む勝算とは?

創業以来の苦境を救った新事業

ミズノは1906年、水野社長の祖父・水野利八が、弟・利三と大阪北区で「水野兄弟商会」として創業。現社長の水野明人は二代目・健次郎の次男として生まれた。2006年には兄で三代目、正人の跡を継ぎ社長に就任。この頃、国内のスポーツ用品市場は少子化の影響で年々縮小傾向にあった。そこで水野はスポーツ以外の分野への事業拡大を推進。2020年、新型コロナ禍によってスポーツ大会が次々中止になったが、水野が推し進めてきた新事業が会社のピンチを救った。2022年度には売り上げ、利益ともに過去最高を記録。その裏にあるのが、社員たちが次々と提案する新たなアイデア。その現場にカメラが入った。

ゲストプロフィール

水野 明人

  • 1949年兵庫県生まれ
  • 1974年米イリノイ・ウエスレイアン大学
    経営学部卒業
  • 1975年ミズノ入社
  • 1998年副社長に就任
  • 2006年社長に就任

企業プロフィール

  • ミズノ株式会社
  • 大阪本社:大阪市住之江区南港北1-12-35
  • 創  業:1906年
  • 資 本 金:261億3700万円
  • 従業者数:3782名(※2022年3月31日現在)

村上龍の
編集
後記

明治39年、野球に魅せられた水野利八が「水野兄弟商会」を作る。出身地だった美濃から「美津濃商店」と改名した。わたしが初めて買ってもらった野球のグローブには「美津濃」という漢字の文字が刻まれていた。ミズノと聞けば、その文字を思い出す。ナイキやアディダスはもちろん、アシックスにも漢字はない。ミズノは少子化が原因で、スポーツ人口が減るという現実に直面している。だがリソースは豊富に持っている。作業服や靴を扱うワーク事業が広い支持を集めている。これまでのスポーツで培った技が生きる。

村上龍

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