社長の金言
アイデアは 会社の共有財産
放送内容詳細
「平成で最も売れた商品」シャウエッセン秘話
1985年、それまで「赤いウィンナー」が主流だった日本で、羊腸を使い本場ドイツの「粗挽き製法」を取り入れたのがシャウエッセンだ。翌年には年間売り上げ250億円に到達し、「平成の30年間に食品スーパーで最も売れた商品」として、日本ハム最大のヒット商品となった。しかし、大ヒット商品を守らなければいけないという思いが強すぎ、「切ってはダメ」「味付けもダメ」など、シャウエッセンの新商品の開発は、長年社内で禁止されていた。それは「シャウエッセンの掟」と呼ばれ、日本ハムはいつしか新たなヒット商品が生まれにくい組織となっていた。そんな「シャウエッセンの掟」を初めて破ったのが、現社長の井川だ。掟を破って次々と新商品を発売。その舞台裏を取材した。
知られざる巨大食肉メーカーのビジネス
日本ハムは1942年、徳島の養豚業者たちが創業した。戦後、ハムやソーセージの需要が高まるにつれ、牛や鶏も扱い事業を拡大していく。1973年にはプロ野球球団を買収し日本ハムファイターズが誕生。それを機に知名度は全国区となった。今や食肉業界でトップ、食品メーカーとしても国内2位の売り上げを誇る。ところが、一般消費者にはソーセージやハムのイメージしかない。知られざる巨大食肉メーカーのビジネスに迫る。
シャウエッセンに続くヒットを目指せ!
井川が始めたのが、若手社員たちが新商品のアイデアを経営陣に直接提案する「開発甲子園」。そこからどんな商品が生み出されているのか?シャウエッセンに続くヒットを目指す取り組みを追った。
ゲストプロフィール
井川伸久
- 1961年大阪府生まれ
- 1985年関西大学法学部卒業後日本ハム入社
- 2018年加工事業本部長
- 2023年代表取締役社長
企業プロフィール
- 創設:1942年
- 従業員数:27,050人(グループ全体)
- 所在地:大阪市北区梅田2-4-9ブリーゼタワー
- 売上高:約1兆2600億円(2023年3月グループ全体)
村上龍の
編集
後記
牛7万頭、豚60万頭、鶏7千万羽を日本ハムは飼育している。シャウエッセンは長いこと唯一無二のブランドだった。甘みを感じてもらうため挽肉に水飴を混ぜた。いくつの甘い味のものを、どれだけの量、入れてみたのか、想像できない。工場長が集まる会議で「新しい味を出したい」と言ったら、その場は凍った。シャウエッセンはそのくらい大切なものだったのだ。33年後、やっと派生商品が生まれた。新商品開発「失敗しても大したコストではない、現場がやる気になることのほうが重要」井川さんはそう言う。


















