カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

1161155

テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

20241017日放送

社員がやる気になる大改革の舞台裏

シェアする

イトーキ 社長
湊 宏司(みなと こうじ)

企業では"働き方"や"職場の在り方"を見直す動きが広がり、出社したくなる生産性を上げるオフィスを作りたい会社が増えている。そんな中、年間4万件ものオフィス手掛け、利益を大幅にアップさせているのがオフィス家具のイトーキだ。1890年創業のイトーキは、日本で初めてホチキスを輸入し、国産初のレジをヒットさせた老舗企業。オフィス家具メーカーの大手へと成長をとげたが、バブル崩壊以降、価格競争に巻き込まれる。そして2019年から2期連続の赤字に。その窮地を救ったのが、外資系の日本オラクル出身の湊宏司社長だ。2022年に社長就任すると、たった2年で利益を5倍に増やし、売上高は1329億円と過去最高を叩き出した。湊はいかにしてイトーキを立て直すことが出来たのか。老舗企業の常識を壊す改革の舞台裏に迫る。

社長の金言

会社を変えるのは社長ではなく社員

未公開インタビュー

座右の銘

放送内容詳細

働き方を進化させる! “IT×家具”でオフィス革命

日本橋にあるイトーキのオフィスは、社員が働きやすい工夫が詰まった“次世代オフィス”だ。集中できるエリア、情報を共有できるエリア、屋外・屋内気分で仕事が出来るエリアなど、活動に合わせて様々なスペースが用意され、目的に合わせてデスクやイス等を配置。働く人が働き方に合わせて自由に場所を選ぶことができるようになっている。また、リモート会議のときに、参加している人には声が聞こえるが、外には音漏れがしにくい最先端設計のソファや、人の動きにフィットする椅子など、イトーキのものづくり技術を集結させた家具も揃っている。様々な企業から年間2万人も見学者が訪れるイトーキだが、年間4万件ものオフィスを手掛け利益を大幅にアップさせている。そしていま湊が取り組んでいるのがITデータを活用した“生産性を高めるオフィス”づくりだ。

“開拓精神”を取り戻せ!前例踏襲主義との闘い

いまでは、イトーキの社員から気さくに声をかけられ、信頼も厚い湊だが、イトーキに来た当初は全然違っていたという。そもそもイトーキは1890年に伊藤喜十郎が創業。日本で初めてホチキスを輸入し、木製が当たり前の時代にスチール家具に目を付け販売。『旺盛な開拓精神を持ち続けよう』という喜十郎の言葉を信条に、世の中に新たなものを出し続けてきた。しかし湊がイトーキに来た時には、会社は2期連続赤字の状態。他社と同じものを後追いで作って安く売るという、かつての開拓精神は影を潜めていた。湊が工場をまわった際、目にしたのは何人もの従業員でパソコン1台を共有する姿。全員にタブレットを支給して効率化を図ろうとしたが、大半の人間が「これまでのままでいい」という意見だった。会社に染み付いた『前例踏襲主義』を湊はいかにして払拭したのか。社員のやる気に火をつけた、湊改革の全貌を紐解く。

ゲストプロフィール

湊 宏司

  • 1970年大阪府 生まれ
  • 1994年東京大学経済学部を卒業/日本電信電話会社(NTT)に入社
  • 2008年サン・マイクロシステムズに入社
  • 2010年統合により 日本オラクルに
  • 2019年日本オラクル COOに就任
  • 2021年イトーキ 顧問に就任
  • 2022年イトーキ 社長に就任

企業プロフィール

  • 会社名:イトーキ
  • 創業:1890年
  • 本社:東京都中央区日本橋2-5-1
    日本橋髙島屋三井ビルディング
  • 従業員数:3892人
  • 売上高:1329億8500万円
  • 事業内容:ワークプレイス事業、設備機器・パグリック事業

村上龍の
編集
後記

イトーキはアートを扱う子会社を持つ。現代アートを取り扱う会社だ。社員のコミュニケーションツールにもなる。出勤とリモートを併用する「ハイブリッド勤務」が広がると、社員同士のコミュニケーションが薄くなる。オフィスで人と会って話すことの重要性が高まる。アートは話題になるわけではなく、背景となる。美というのはそういうものだ。湊さんは、1143件の国宝全てを見るのが目標だそうだ。美を求めている。オフィスも美しくなるらしい。オフィス「3.0」は家具にセンサーを付けるのだそうだ。

村上龍

テレ東系リアルタイム配信

日曜スペシャル ガイアの夜明け

ページトップへ