カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

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テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

2025123日放送

"遊び場づくり"で人を呼び込む
驚きの集客術に迫る!

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ボーネルンド 会長
中西 弘子(なかにし ひろこ)

世界20カ国、約100社の遊具・玩具メーカーと独占契約し、様々な知育玩具を販売する「ボーネルンド」。彼らが運営する「子供の遊び場」に今、オファーが殺到している。あるカーディーラーでは、店内の大部分を遊び場に改装したところ、売り上げが50%増加。ユニクロやTSUTAYAなどの企業も集客のため、子供の遊び場を導入している。他にも全国の自治体70カ所以上の遊び場を開発。少子高齢化や過疎化対策にも一役買っている。そんな「ボーネルンド」を率いるのが、専業主婦から経営者へと異例の転身を遂げた中西弘子。中西が仕掛ける新戦略の全貌に迫る。

社長の金言

商品の良さを納得してもらう それが商売をする上で重要

未公開インタビュー

座右の銘

放送内容詳細

子供の遊び場に異業種が注目

静岡県浜松市にあるカーディーラー「スズキアリーナ森田」では、展示していた車を5台から1台に減らし、店内の3分の2を「子供の遊び場」に改装、無料で開放した。すると周辺に住む子連れの客が来店。なんと売り上げが50%も増加した。実は今、こうした「子供の遊び場」を導入する企業が増えている。ユニクロやTSUTAYAなどの大手企業も集客目的で店舗に、広い遊び場を設置。埼玉県戸田市のボートレース場では、イメージを一新するため、場内に子供の遊び場を導入している。そんな遊び場の開発を手掛けるのが、世界20カ国、約100社の知育玩具を販売する「ボーネルンド」。2002年、遊び場づくり事業に本格参入。独自に開発した室内遊び場「あそびのせかい」は、子供の成長に必要な体の動きを研究し、“走る”“跳ぶ”“転がる”など36の動きを、遊びの中で自然に体験できるよう設計している。現在、自社運営が22施設。その遊び場づくりノウハウが評価され、企業や自治体など全国約3万5000カ所の遊び場づくりを手掛けている。

専業主婦から経営者に

遊び場づくりで業績を伸ばすボーネルンドを率いるのが、会長の中西弘子。元々、専業主婦としてサラリーマンの夫を支えていたが、ある日突然、その夫が会社を飛び出すように退社。1981年に輸入玩具を扱うボーネルンドを設立し、中西も夫の事業を手伝うようになる。中西夫婦は、子供の成長に役立つよう作られたヨーロッパの玩具を「知育玩具」として販売。しかし当時の日本の玩具は特撮やアニメのキャラクターがついたものがほとんど。「知育玩具」はおもちゃ売り場の隅に追いやられ、全く売れなかった。そこで中西夫婦はしっかりと商品の価値を伝えるため1986年に大阪に直営店をオープン。すると幼稚園の先生や保育士の間で口コミで広がり、「知育玩具」を取り入れる園が増えていった。1994年には体調を崩した夫の後を引き継ぎ、社長に就任。「遊び場づくり」という独自の戦略で事業を拡大していった。

ゲストプロフィール

中西 弘子

  • 1945年大阪府東大阪市生まれ
  • 1966年帝塚山短期大学卒業
  • 1977年夫が事業開始
  • 1981年ボーネルンド設立
  • 1994年ボーネルンド社長就任
  • 2023年会長就任

企業プロフィール

  • 本社:東京都渋谷区神宮前1-3-12
  • 創業:1981年
  • 資本金:5000万円
  • 売上高:55億円(2024年1月期)
  • 従業員数:410名(2024年12月現在)

村上龍の
編集
後記

公園に行くと、子どもの数が減っている。中西さんは「娯楽」と「遊び」を分けている。自宅でコンピュータゲームをするのは娯楽、子どもが自発的に身体と頭を使って想像力やコミュニケーション能力などの「生きる力」を身につけるのが遊び。孫ができて感じたのは幼児期はあっという間に終わってしまうこと。重要なのは2〜5才ごろ。わたしは小さかった息子に毎晩「お話」をした。桃太郎ではなく「スイカ太郎」とか。ボーネルンド、社名はデンマーク語で「子ども」「森」を組みあわせた造語。35,000カ所以上のあそび場を目指す。

村上龍

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