社長の金言
企業の「売りたい」から 消費者の「買いたい」へ
放送内容詳細
機能性でヒット連発!オリジナル技術で靴下を進化
岡本の強みの一つが、その技術力の高さにある。「まるでこたつソックス」は、足首にある血管や神経が集まる“三陰交”という部分を集中的に温めるように設計。これは、他社には真似できない、岡本の特許技術。ここを温めることで、足首から全体を温めることになり、血行も良くなるという。さらに、“パンプスなどの下にはくフットカバーが歩いているうちに脱げてしまう”というお悩みには、4年かけて踵のストッパーの部分を改良。『脱げない靴下「ココピタ」』として売り出し、ヒットさせた。他にも“臭わない靴下”“むくみを解消する靴下”など数々の機能性の高い商品を作りだしている岡本では、なんと編み機までもオリジナルに改良し、その機能性を実現させているという。ヒット商品を次々と作り出す、研究開発現場の舞台裏に密着。
業績悪化で『変革か死か』!売れない商品からの逆転劇
現在の岡本隆太郎社長は、4代目。祖父が開業し、父親が分業が当たり前の靴下業界で、一貫生産体制を作り上げ、成長させてきた。その靴下一族に生まれた隆太郎は、世襲というレールからはみだそうと海外を放浪したという。そんな隆太郎だが、父の思いを受け、岡本へ入社を決意する。しかしその頃、会社は危機的な状態に陥っていた。中国製の激安靴下が台頭し低価格競争で業績が悪化。追い打ちをかけるように、大手ブランドから一方的に契約を打ち切られた。『変革か死か』…会社ではそんな言葉が掲げられ、機能性のある自社ブランド商品を製造することへ舵を切る。その新規事業の責任者を任されたのが、隆太郎だった。隆太郎は、足首の三陰交という部分を刺激することで足全体を温かくするという靴下に目をつけ、「あったか厚手靴下」として売り出す。そう、あの「まるでこたつソックス」の前身となる商品だ。しかしこれが全く売れず、事業は1年で1億円もの赤字に陥ってしまう。そんな赤字の靴下が、なぜ売れるようになったのか?覚悟を決めた4代目の逆転劇に迫る。
ゲストプロフィール
岡本 隆太郎
- 1979年奈良県 生まれ
- 2007年岡本株式会社 入社
- 2018年代表取締役副社長 就任
- 2021年代表取締役社長 就任
企業プロフィール
- 会社名:岡本株式会社
- 創業:1934年
- 本社:大阪府大阪市西区西本町1-11-9
- 従業員数:1445人(グループ計)
- 売上高:482億(2024年3月期)
- 事業内容:各種レッグウエアの製造卸販売
村上龍の
編集
後記
岡本久太郎が、昭和9年に創業した。女手1つで家計をささえる母を何とか手伝ってあげたいという思いで、自宅裏の納屋を工場に改造、手回し編機を備え靴下の生産を始めた。現在も同じ地域に工場と研究開発拠点がある。「変革か、死か」岡本社長の先代が、言った。独自開発の素材による温熱刺激で爪先までの暖かさを実現。「ココピタ」は浅い丈の靴下は脱げやすいという問題を解決。「足もとから、ひとりひとりの幸せを共に創る」というミッションは代々続いている。足もとが快適だと全身がうれしくなる、岡本はそれをやり続けている。


















