カンブリア宮殿

村上龍 × 経済人

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テレビ東京系にて放送中

テレ東BIZで配信中

2025529日放送

プロのおいしさを「再現」
調理ロボットのキッチン革命

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テックマジック 社長
白木 裕士(しらき ゆうじ)

人手不足が叫ばれる外食業界から注目されている調理専門のロボット。そのトップランナーが2018年に設立されたばかりのスタートアップ「テックマジック」だ。炒め調理に特化した『I-Robo(アイロボ)』やパスタ料理専用の『P-Robo(ピーロボ)』など、大手飲食チェーンで次々導入されている。最近では外食分野を飛び出し、スーパーや万博、さらにアメリカのチェーン店からもお呼びがかかるまでに。率いるのは白木裕士社長(37)。一人暮らしの祖母が料理に苦労する姿を見て調理ロボットを発案し、メカの素人ながら会社を立ち上げた。「ロボットは人間の仕事を奪うのではなく、人間と共に生き支えてくれる存在」と語る白木。彼が描く未来の厨房の姿に迫る。

未公開インタビュー

放送内容詳細

プロもびっくり!職人技を“再現”した調理ロボット

大阪郊外の大阪王将長尾店。1日400食が出るほど盛況する店だが、その厨房業務の支えとなっているのが1年前に導入された、炒め専用調理ロボット『I-Robo』。客も「味は人間の料理人と遜色ない」と大絶賛。開発しているのは「テックマジック」と言う会社だ。彼らの強みは料理の再現力。例えば『I-Robo』は、全国の大阪王将にいる800人の調理人のうち17人しかいない「1級調理職人」の技を完全コピーしている。中華鍋をあおる動きは、深型鍋の回転で、おたまの動きは内蔵のヘラの回転で再現。100種以上のメニューを全自動で作り、職人レベルに仕上げることができるのだ。

職人技をロボットでプログラミング!?特殊部隊『おいしさ設計室』

『I-Robo』が職人技を再現できる裏には、テックマジックの特殊部隊『おいしさ設計室』の活躍がある。率いるのは入社3年目の木村光児。ホテルやフレンチで腕を振るってきた元シェフだ。今回、木村が大阪王将の職人たちと新たなレシピを『I-Robo』に覚えさせる現場に密着。テスト調理と試食を繰り返し、火力や鍋・ヘラの回転などをプログラミングにより微調整、職人が納得するレベルに仕上げていく。元シェフの木村だからこそできる技。『おいしさ設計室』は職人の感覚とロボットを橋渡しする特殊部隊なのだ。

仕掛人は「ロボットの素人」…原点は“祖母の食事”

創業者は社長の白木裕士。高校・大学はカナダに留学し、新卒で外資系のボストン コンサルティング グループに入社。ロボットとは無縁の人生を歩んでいた。そんな白木に転機が。一人暮らしの祖母が、身体が弱り自分が食べたいものも作れず意気消沈しているのを見たのだ。「誰もが作りたての料理を楽しむためには…」と考え、一念発起し会社を立ち上げた。当初は技術も実績もなく、資金調達のため外食チェーンを訪ねて回るも一蹴される始末。そんな中、当時プロントの重役だった綾野喜之氏が白木の事業に興味を持ち、パスタ調理を全自動で行う『P-Robo(ピーロボ)』の開発に着手。3年半かけ実店舗導入にこぎつけた。近年は外食に止まらずスーパーや万博会場にもテックマジックの調理ロボットが。さらにこの4月には米ファストフードチェーンと契約し、今夏から『I-Robo』が導入予定。事業の最前線に迫る。

ゲストプロフィール

白木 裕士

  • 1987年名古屋市生まれ
  • 2005年17歳の頃、単身でカナダに留学。大学卒業まで滞在。
  • 2015年ボストンコンサルティンググループ日本支社 入社
  • 2018年テックマジック株式会社を設立

企業プロフィール

  • 本社:東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンタービル西棟19階
  • 資本金:43億9,098万円
  • 設立:2018年2月
  • 従業者数:約80名

村上龍の
編集
後記

いい社名ですね、とほめた。「魔法のような製品を作る技術」ということになる。コンサルティング会社でプロジェクトに関わってきた人物がなぜ調理ロボットに着目したのか。「1人暮らしの祖母の家に行ったとき、高齢のため料理を作ることもできず、栄養に偏りのある食生活を送っていることを目の当たりに」起業する前には、夜間に大手ファミレスの厨房でバイトをした。そのあとはやるべきことをやった。省人化と味の標準化が求められ、50台が導入。作業時間は人間のおよそ半分。お祖母さんはロボットの味を楽しんでいるはずだ。

村上龍

テレ東系リアルタイム配信

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