放送内容詳細
数年かけて企業と伴走!強みを徹底的に伸ばす“リブランディング”
お茶をメインに提供し、国内外に80店舗以上展開する「nana's green tea」。未成熟だった「和カフェ」市場だったが、西澤は日本の伝統である「茶室」のイメージをロゴデザインに落とし込んだ。ただ西澤は、ロゴを新しくするだけではない。毎日のように徹底的に企業幹部らと議論をつくし、数年かけてコンセプトにあった新商品を開発したり、フランチャイズ展開する上で、店舗デザインのルールまで、口を突っ込む。自らを企業の“デザイン部長”と称する西澤。「nana's green tea」は20年も伴走し、リブランディングを継続して行っている。もう一つの西澤の特徴が、「強みを徹底的に伸ばす」こと。安産祈願で有名な群馬県の産泰神社。神社が西澤にリブランディングを依頼すると、西澤は「安産子育ての神社」を前面に打ち出すことに。社紋やお守りも、安産子育てにフォーカスしたものに作り替え、若い女性や妊婦をターゲットにしたものに作りかえた。ウェブページも安産を強く打ち出し、PV数が10倍になり参拝者は増加。他社と差異化し、徹底的に伸ばすのが西澤流なのだ。
東芝から独立 独自のリブランディング術ができるまで・・・
滋賀県出身で、大学では建築を学んだ西澤。大学院でデザインで企業経営を変える“デザイン経営”に出会う。修了後は、東芝のデザイン部に入るが、裸一貫で独立。経験も知識も乏しい中、埼玉県川越市にある協同商事の朝霧社長と出会い、「地ビール」のリブランディングを任されることに。朝霧社長とともに、経営戦略から商品まで変えていく。朝霧社長は、既存のビールラインナップを全て廃止。社運をかけた大胆な社長の決断に驚かされたという。その経験から、西澤はあくまでデザイナー目線で意見をいうという、経営者や企業に寄り添う”西澤流リブランディング”が完成していくのだ。
BtoB企業もリブランディング
病院などへ医療機器を売る「SALWAY」もリブランディング。医療器具を繰り返し使う過程で使う複数の滅菌製品を西澤はブランド化。ブランドで統一感を出すことで、伝わりやすさが各段に上がり、その結果、営業が4人しかいなかった会社の問い合わせは急増し、営業効率も上がった。
ゲストプロフィール
西澤 明洋
- 1976年滋賀県生まれ
- 2002年京都工芸繊維大学大学院修了後、東芝入社
- 2006年エイトブランディングデザインの前身会社を設立
企業プロフィール
- 本社:東京都港区4丁目10番3号
- 創業:2006年
- 資本金:8000万円
- 売上高:非公表
- 従業員数:14人
村上龍の
編集
後記
ブランディングデザインとは最初わかりづらかったのだが、西澤さんと話していて、具体的なものが目に見えるようになり、これかなと推測できた。独立してから、営業をいっさい行わず、クラフトビール「COEDO」のデザインをはじめた。「COEDO」が、ブランディングなのだ。ロゴの、細かいポイント、全体的なイメージがそれを物語る。独立には高い壁があると言う。「最大の壁は、資金かも知れないが、成功したデザイナーをベンチマークすること、何でも聞けるメンターを持つこと」これがブランディングかも知れない。


















