放送内容詳細
300円だけじゃない!アパレル方式で進化する3COINS
大阪でわずか10坪の小さな店からスタートし、今では全国に360店舗を展開する日本有数の雑貨チェーンに成長した「3COINS」。これまでは若い女性客を中心に支持を集めていたが、今では男性向けの商品も取り扱っている。価格帯も9900円するレコードプレーヤーや、5500円のワイヤレスヘッドホンなど、300円に縛られない価格を展開。さらに、商品バリエーションも豊富で、人気のキッチン用品や収納用品だけじゃなく、食品なども人気を集め、その商品数は約5400にも及んでいる。運営するパルの本業はアパレルで50のブランドを展開、そこで培った知見を3COINSにも取り入れている。その1つが1カ月単位で商品を入れ替える販売戦略。月に700以上の新商品が次々と店頭に並ぶ。売り場の鮮度を大切にしていることで、お客には常に新しい発見がある。そして、もう1つの手法が、社内インフルエンサーによる宣伝方式だ。30人の社内インフルエンサーを配置し、各店舗で独自の宣伝を行っている。
人を活かす経営術…創業者から学んだのは“おもろい”人材の見分け方
2024年にパルの新社長に就任したのが小路順一。大学の就職活動時、パルの企業説明会に参加した際、創業者の井上英隆氏に声をかけられたことがきっかけでパルに入社、以来、パル一筋で社長に登り詰めた。そんな小路が創業者から学んだのは“おもろい”人を見つける力。おもしろい人ではく、社内で“おもろい”のは誰なのかを見極め、抜擢することでパルは成長してきた。
社長就任後の初仕事は“値上げ”&3COINSのインフルエンサーが変わった使い方を紹介
小路が社長に就任し驚いたのが3COINSの経営状況だった。実は円安の影響で利益が極端に圧迫していたのだ。そこで小路がトップダウンで断行したのが“値上げ”。しかし、ただ値上げしただけでなく、商品のブラッシュアップを行ったことで、売り上げは落ちなかった。さらに、SNSでバズることが多い3COINSの商品、人気の社内インフルエンサーが、これまで反響が大きかった、商品の裏ワザ的な使い方を紹介。
ゲストプロフィール
小路 順一
- 1963年大阪府出身
- 1986年大学卒業後、パルへ入社
- その後、専務取締役営業本部長や、グループ内のアパレルメーカー「ナイスクラップ」社長などを歴任
- 2024年3月代用取締役社長に就任
企業プロフィール
- 創業:1973年
- 株式会社パル
- 本社:東京都渋谷区神宮前6丁目12-22
- 売上高:約1500億円(2024年2月期)
- 従業員数:3804名(2024年2月末)
村上龍の
編集
後記
収録から約3週間後、この原稿を書いているが、パルはすでに変化しているかも知れない。「乾物屋ではなく魚屋」と言い、「1ヶ月単位で在庫を持たずに商品を売り切る」という販売計画。ほぼ毎週新商品を投入する。「スリーコインズのインフルエンサーには約70人が登録していて総フォロワーは約85万人」と収録時には言っていたが、「約70人」「約85万人」という数字が変わっている可能性がある。人を活かすことで、そういった変化が可能になる。新卒の初任給30万円らしい。「拝啓社長殿」というボトムアップの方法を持つ。


















