放送内容詳細
トップの決断!新ビジネスで東北復興
家電などが売りのアイリスオーヤマだが、最近人気なのがコメ。「和の輝き」という名前のコメは、他よりも少し安い5キロ3900円。しかも甘味があってモチモチしていると評判だ。実はアイリスオーヤマでは精米の際に独自の低温製法を行っている。これにより熱による劣化を防ぎ、うまみ成分を2割残すことに成功したという。アイリスオーヤマがこうした精米事業に挑戦したきっかけは、東日本大震災だった。大山は、東北の主力産業だったコメで東北復興を目指したのだ。さらに、大山は被災者が自らビジネスで成功する環境をつくるために、経営者を育てる人材育成道場も行ってきた。番組では8年前にその卒業生を取材していた。今、彼らはどうしているのか…すると、大山が蒔いたビジネスの種は、更なる成長を遂げていた。ビジネスで被災地の危機的状況に挑んできた、大山の戦略に迫る。
危機をチャンスに!火事場の馬鹿力でヒットを生む
父親の急逝により、19歳の若さでプラスチック成形の町工場を継いだ大山。当時は下請けだったため、その脱却を狙い、木製の“苗箱”を軽いプラスチック製にするアイデアで、ヒットを生み出す。売上げが倍々に上がり、新工場も立ち上げた。しかし、1973年のオイルショックが原因で大量の在庫を抱えることになり、そこから一気に倒産の危機に陥った。大勢の社員を解雇し、工場も一つ閉じた。しかし、大山はこの危機的状況があったからこそ、新たなヒット商品を生み出すことができ、生活用品のメーカーとして躍進することができたという。それは震災という未曾有の危機のときも同じだった。“「ピンチの時ほど火事場の馬鹿力で今までとは違うアイデアがでる」”という大山流生き残り術を徹底解明する。
ゲストプロフィール
大山 健太郎
- 1945年大阪府 生まれ
- 1964年大阪府立布施高校 卒業
大山ブロー工業所 父急逝のため継承 - 1971年法人化に伴い
大山ブロー株式会社 代表取締役就任 - 1991年アイリスオーヤマに社名変更
- 2018年代表取締役会長 就任
企業プロフィール
- 会社名:アイリスオーヤマ株式会社
- 創業:1971年
- 本社:宮城県仙台市青葉区五橋2-12-1
- 従業員数:グループ全体13,670名
- 売上高:グループ全体7,949億円
村上龍の
編集
後記
3回目の登場だった。2回目は「家電メーカーになったんですか?」というのが質問の中心だった。だが、LEDを開発して、その2年後に東関東大震災が起こる。震災直後、全国のホームセンターに連絡し、店頭の自社製品を買い戻す。そうしないと必要なものが入手できなかったからだ。メーカーと問屋の機能を併せ持つ「メーカーベンダー」だったというのが決め手だった。そして低温製法で精米したお米を「パックごはん」として売った。今や約8000億円の企業に成長しているが、ユーザーのためという思想に貫かれている。


















