社長の金言
屛風は広げすぎても畳みすぎても倒れる
放送内容詳細
創業103年の老舗メーカー 低迷からの復活劇
タイガー魔法瓶は1923年、菊池の祖父が創業した。高度成長期に2代目の父が拡大路線に走る。空気清浄機や電子レンジなどさまざまな商品を販売したが、バブル崩壊で業績が急激に悪化。社員のリストラを余儀なくされ、父は責任を取って辞任した。35歳という若さで経営を引き継いだ菊池は、自社の強みである“熱コントロール技術”を生かした商品に絞ると決断。2006年に発売した業界初の「土鍋炊飯器」がその象徴だ。番組では、最新「グリル家電」開発の裏側を取材。“焼く”と“煮る”に特化した、独自商品の実力とは?
宇宙へ!医療へ!“熱コントロール技術”でビジネス拡大!
菊池はいま、これまで培った技術を異分野に転用する取り組みにも力を入れる。JAXAの依頼で、国際宇宙ステーションから地球に実験サンプルを運ぶための容器を開発。また、順天堂大学発のスタートアップと、再生医療で使う細胞を輸送するための小型軽量の特殊な容器も開発した。さらに、運送会社向けの特殊なコンテナボックスを開発するなど、企業向けのビジネスを拡大している。
ゲストプロフィール
菊池 嘉聡
- 1964年兵庫県生まれ
- 1987年甲南大学経営学部卒業後 タイガー魔法瓶に入社
- 1999年代表取締役社長に就任
企業プロフィール
- 住 所:大阪府門真市速見町3−1
- 創 業:1923年
- 資本金:8000万円
- 従業者数:約700名
「合理的ではない」収録中、菊池さんが何度か口にした言葉だ。生き馬の目を抜く資本主義社会の中で、タイガー魔法瓶はぶれずに己の理念を見つめ続ける。他社を意識しながらも、日進月歩で自社製品を唯一無二の存在に押し上げていくその馬力は、軸足をしっかり持っているからこそ発揮されているに違いない。
穏やかだけれど、強固な信念を感じさせる菊池さんだからこそ、虎のように強靭な品質と、団欒、温もりを提供する会社、という両儀を成立させているのではないだろうか。
合理的ではない己への挑戦を繰り返したその先に、医療、そして宇宙があった。それはきっと、目先の利益、インスタントな成果を追求していては辿り着けなかった境地に違いない。
非合理から宇宙へ



















