三菱鉛筆 社長
数原 滋彦(すはら しげひこ)
デジタル全盛の時代にあって、日本の文房具メーカーの業績が好調だ。各社がしのぎを削り技術やデザインが大きく進化、価格が1000円を超える、高品質で高性能なボールペンが飛ぶように売れている。さらに、インバウンドの土産物や輸出でも伸びているのだ。そんな中、5期連続で増収を達成し、2025年度の売り上げも898億円と、過去最高収益を更新し続けている三菱鉛筆の躍進がとまらない。会社のかじ取りを担っているのは、父からバトンを受け継いで事業承継し、コロナ禍の2020年に就任した、6代目社長・数原滋彦。これまでの三菱鉛筆の伝統である研究開発に注力するだけでなく、デザイン性を追求し、ヒット商品を生み出し続けている。さらに、就任前、4割ほどだった海外の売り上げを7割ほどに拡大するなど、海外事業にも力を入れているのだ。「以前とはまるで違う会社に生まれ変わった」と社員も声をそろえる。数原が根本的に行った社内改革とは?売り上げ絶好調の背景に迫る。















