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2015年7月28日 放送 第675回
逆境の技術者... 異分野への挑戦!

リーマンショック以後、海外企業との市場競争や為替の影響で、日本の大手家電メーカーは苦戦を強いられてきた。事業縮小が相次ぎ、長年"ものづくり"の最前線に立ってきた技術者たちが、行き場を失うケースも多い。そんな中、全くの異業種で活路を見出そうとする動きが出てきた。富士通では、事業縮小により閉鎖された福島県会津若松にある半導体工場で画期的な低カリウム野菜の栽培の事業化へ動き出した。 一方、文具メーカーのサクラクレパスでは、大手家電メーカーを辞めた人材のキャリア採用を積極的に進めていた。元シャープの技術者を迎え入れ、新たな事業を立ち上げようとしている。番組では、新天地でこれまで培ってきた技術を応用し、異分野に挑む男たちの姿を追う。
放送内容詳細
"半導体技術者が農業へ"まさに畑違いの挑戦!

百貨店の生鮮野菜売り場や楽天市場などで、いま人気のレタスがある。秘密は、2週間以上鮮度を保つ保存性、またエグ味が少なくおいしいと主婦層を中心に売れている。そのパッケージには「キレイヤサイ」の文字と富士通のロゴが・・。実は、 富士通グループが「植物工場」の運営に乗り出したのは2013年から。リーマンショック後、閉鎖した半導体製造工場と半導体技術者を活用し、なんと野菜作りを進めているのだ。富士通の野菜のウリは「低カリウム」。「カリウム」を多く含む野菜は腎臓病患者にとっては、茹でて食べるしか方法がなかった。今後、高齢化社会を考えると市場規模は大きい。富士通が次に、取り組んでいるのが低カリウムの「生で食べてもおいしいホウレンソウ」。試行錯誤を繰り返し、今年7月の初出荷を目指しているが、はたして...。
〝家電技術者"が文具メーカーで先端技術開発に挑む!

今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―

アーティスト | ZEED |
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曲名 | Stache |
アルバム | Clarity |
本編2分22秒。
「洗わずに食べられる、キレイヤサイ」として販売されている人気のレタス。
実このレタス、富士通が半導体技術を駆使して作った画期的な野菜なのである。
このシーンで使用している音楽は「Stache」
ドイツ、カイザースラウテルン出身のDJ、ZEEDによるアルバム「Clarity」に収録されている。
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