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2015年11月10日 放送 第690回
"ご当地ブランド"売り出します!
放送内容詳細
百貨店が仕掛けた"地方ブランド"戦略!

急増する訪日外国人のインバウンド消費に盛り上がる都市部の百貨店に比べ、地方の百貨店は苦しんでいる。2014年4月の消費税引き上げの影響が続くうえに、訪日外国人の恩恵にもあずかれないからだ。全国に24店を展開する百貨店、そごう・西武。苦しむ地方店を活性化させようと、今年3月、新たなプライベートブランド(PB)として「エリアモード」を立ち上げた。百貨店の独自開発商品といえば、これまでは本社で一括して企画し、全国の店で販売するのが一般的だった。流行の最先端である東京と同じ商品なら地方でも売れるという考えがあったからだ。さらに、大量生産により生産コストが下がるという経済的なメリットもある。それに対し「エリアモード」では、各店が地場産業と組み、地域色を打ち出した雑貨や衣類を開発・販売する。しかも各地域の伝統技術や特産品を採り入れているのが特徴だ。例えば、埼玉・所沢産の狭山茶で染めたブラウスや、大阪・高槻の伝統工芸、今城焼きのアクセサリーなどだ。こうした地方独特の商品は予想以上の売れ行きを見せた。いまやネットの普及で全国どこでも同じ商品が手に入る時代。「地域限定」の商品にかえって価値がつき、また、地域住民の「地元愛」も刺激した。その成功をうけ、そごう・西武は各地域で開発した商品を東京に集め、大規模なフェアを開催することに決めた。地方発の商品で都心を攻めるという、これまでとは逆のパターンである。地方を救うために開発した商品が、都会の消費者にも受け入れられるのか?百貨店の新たなブランド戦略を追った。
衰退した町を救う"地方連合"

今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―

アーティスト | レナード衛藤 |
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曲名 | Welcome to club"Leo" |
アルバム | LEO |
本編0分20秒。 東京に販路を持たない地方商品をブランド化する会社、「生産者販売のれん会」 今度は、町ごとブランド化しようと新事業に乗り出そうとしている。 このシーンで使用している音楽は「Welcome to club"Leo”」 和太鼓奏者、レナード衛藤氏によるアルバム「LEO」に収録されている。
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