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2015年11月24日 放送 第692回
"町工場"を継ぐ!若き挑戦者たち
放送内容詳細
全国初!京都で生み出された〝技の継承〟

京都は村田製作所、島津製作所、京セラ、日本電産、オムロンなど、大手製造業の本社が集まる〝ものづくり〟の歴史ある地域だ。そこで地元を中心に有力企業27社が共同出資し、「京都試作センター」という企業を立ち上げた。始めたのが若手職人の育成制度だ。半年~1年間、生活費の補助を受けながら、希望する工房(会社)で研修。そのまま社員になれる道も開けるというのだ。伝統産業の世界は、コネがないと弟子入りできない世界だけに希望者が増えている。京都試作センターの坂口俊一さん。企業と生徒それぞれを支援する中心人物だ。西陣の綴織の工房では、75歳の職人と大学を中退して職人を志望する女性研修生との間に立つ。職人は京都迎賓館にも作品を展示するほどの名人だが後継者はいない。あきらめ掛けていた後継者の育成は最後の挑戦。「何とか彼女に技を継いで欲しい...」ただ、工房に彼女を雇うほど十分な仕事はなく、研修後の大きな課題だ。西陣絣に魅せられ、大学講師の職を捨て、西陣に飛び込んだ女性もいる。80歳の師匠は、子供たちも継がなかった技を、その女性に全て伝えたいという。研修を終えると暖簾を分け、数十年ぶりの西陣絣の新人が誕生した。そんな駆け出しの職人を支援するため、坂口さんは「着物や帯以外に西陣絣で新たな商品を作ってみないか」と投げかけた。そして京都の高級ホテル内で伝統工芸品を扱うセレクトショップを訪ね、商品開発を相談する。しかし、「商品と作品は違う。どこまでそこを理解しているか...」と厳しい言葉を突き付けられる。果たして、新人女性職人は、西陣絣を使った新しい伝統工芸品を作ることができるのか?
「鉄の町」の職人技が危機...若手後継者が手を組む

今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―

アーティスト | 林ゆうき |
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曲名 | 家族狩り |
アルバム | 家族狩り オリジナル・サウンドトラック |
本編45分7秒。
後継者不足に悩む町工場。鉄の町、大阪・九条では、部品メーカの関係者を集め、町工場の技術を体験してもらおうと見学ツアーを計画した。
このシーンで使用しているのは「家族狩り」
林ゆうき氏によるサウンドトラック「家族狩り」に収録されている
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