日経スペシャル ガイアの夜明け

毎週火曜日 10時 ~1054
テレビ東京系にて放送中

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2015128 放送 第694

"よそ者"は老舗を救えるか?

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創業100年以上の「老舗企業」が世界一多いとされる日本。しかし、中には時代の変化に対応できず、廃業に追い込まれるケースもある。老舗企業の多くは同族経営のため、先祖代々続く「伝統」を守ろうとするあまり、思い切った改革に取り組めない傾向があるようだ。そんな中、しがらみのない外部の新鮮な視点を持ち込み、再生を図ろうとする老舗企業がある。"よそ者"は老舗を生まれ変わらせることができるのか?

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放送内容詳細

"ムコ殿"が変える!創業400年の"手ぬぐい屋"

京都府中京区。ここに今年400周年を迎えた老舗の手ぬぐい屋「永楽屋」がある。創業以前は織田信長公の御用商人として活躍。「永楽屋」の屋号と細辻の姓を受け、江戸時代初期の元和元年(1615年)に綿布商として創業した。近年は主に手ぬぐいや風呂敷などを取り扱ってきた。吸水性や速乾性に優れる手ぬぐいは、かつては日本人のライフスタイルに欠かせないもので、贈答品としての需要も多かった。しかし、徐々に海外の有名ブランドのタオルが市場を席巻し、手ぬぐい業界は凋落。永楽屋も売り上げが最盛期の半分近くにまで落ち込んだ。この永楽屋の再生に乗り出したのが、14代目の細辻伊兵衛(ほそつじ・いへい)さん、51歳。12代目の娘と養子縁組をした上で結婚。代々受け継がれてきた名前と共に、会社も継いだ"ムコ殿"社長だ。細辻さんは自動車メーカーのエンジニアを経て、アパレル業界へ転身という経歴の持ち主。1999年に細辻さんが社長になった頃、永楽屋は多額の負債を抱えていた。細辻さんは業界を知らない"よそ者"ならではの方法で、老舗の改革を進めてきた。手ぬぐいを使ってハンカチやポーチを製作。また、昭和初期などのデザインを復刻した手ぬぐいが好評を博している。そんな永楽屋に海外からラブコールが舞い込んだ。イギリスの「国立ヴィクトリア&アルバート博物館」のミュージアムショップが、永楽屋の手ぬぐいを取り扱いたいというのだ。しかし、そもそもヨーロッパには、「手を拭う」という文化がないという。あくまで、デザイン性を評価されての"アート"としての興味だった。そこで、実用品としての手ぬぐいの魅力を「"拭う"文化」として伝えようと、細辻さん自らヨーロッパへと向かった。

「投資ファンド」が老舗企業を再生!

京都に本社を構える陶磁器販売会社「たち吉」。1752年に創業して263年という老舗だ。たち吉を支えてきたのは、京焼だけでなく美濃焼(岐阜県)、有田焼(佐賀県)など全国各地の窯元たち。たち吉が器のデザインや設計を担当し、窯元が焼き上げるという関係で高級な陶磁器を生産。愛用する人が多く、1992年のピーク時には売り上げが271億円にものぼった。ところが、バブル崩壊による不景気のあおりをもろに受け、さらに中国産など安価な輸入品が次々と市場に出回り、経営が悪化。対抗しようと低価格路線に舵を切ったところ、ブランドイメージを下げる結果となった。今年4月、そのたち吉が経営不振により、大手投資ファンド「ニューホライズンキャピタル」の傘下に入った。その結果、創業家の社長は退任し、役員の半分以上を社外の人間で構成。再出発を果たすことになった。新社長として投資ファンドが送り込んだのが、渡邊信夫さん、66歳。かつて「三越」で営業推進部長を務めた人物だ。渡邊さんは自ら全国を飛び回り、店舗の見直し、商品開発から接客教育まで、現場の改革に乗り出した。果たして、"よそ者"の新社長は、一度見放された顧客の心を掴み、老舗企業を再生させることはできるのだろうか?

今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―

アーティスト 菅井えり
曲名 越殿楽
アルバム

本編24分10秒。
創業400年の老舗手ぬぐい屋の永楽屋。業績が傾いた会社を再建するため、婿養子の14代目が海外進出に乗り出した。

このシーンで使用している曲は「越殿楽」
菅井えり氏によるアルバム「香」に収録されている。

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