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2018年6月5日 放送 第817回
発掘!"新たな資源"
放送内容詳細
「ヤッカイモノ」×「モッタイナイ」。絶品食材に変身!?

三浦半島では「ムラサキウニ」の増加による磯焼け現象が漁師の頭を悩ませている。ムラサキウニが海藻を食い尽くすため、同じ海藻を餌とするサザエやアワビが減少しているのだ。 そこで、神奈川県の水産技術センターは、ある取り組みを始めた。それは、回収したムラサキウニに、三浦特産キャベツの規格外品をエサとして与え、養殖を行うというもの。この海の「ヤッカイモノ」と、廃棄されてしまう「モッタイナイ」の組み合わせ。すると、驚きの結果が。キャベツを2ヶ月ほど与えたところ、天然物に比べ実がおよそ6倍に増え、苦味成分が4分の1に減少したのだ。そこで県は、漁協に話を持ち込み、今年5月から本格的に養殖を開始。近隣の海洋高校の生徒も交えて官産学一体となって、この夏の試験販売に向けて動き出した。動き始めた三浦の「キャベツウニ」、新たな特産にすることは出来るのか?
“石”から生まれた新素材。新たな挑戦の舞台裏に独占密着。

紙やプラスチックの代替となる新素材LIMEX(ライメックス)が世界中から注目を集めている。通常、紙を作るには樹木や水、プラスチックには石油が必要だが、LIMEXの主原料は石灰石。世界中にほぼ無尽蔵に存在し、資源に乏しい日本でも自給可能。まさに“新たな資源”だ。
手掛けるのはベンチャー企業のTBM(東京・中央区)。LIMEXは現在、世界40ヵ国以上で特許を取得・申請中。「脱石油」の改革を推し進める中東の盟主・サウジアラビアへの進出も本格化している。TBM山﨑敦義社長は「中東地域は水や木などの資源に乏しい。しかし、LIMEXは石灰石があれば、世界中どこでも生産することができる。砂漠のど真ん中が新たな“紙の産地”となり得る」と意気込む。
TBMでは、これまで名刺やクリアファイル、スマホケースなど、紙やプラスチックの代替製品を次々に開発。中でも拡大を見せるのが、大手外食チェーンなどのメニュー表。耐水性と強度に優れるLIMEXならではの展開だ。しかし、あるレストランチェーンからクレームが入った。LIMEX製のメニュー表が、2ヶ月間で傷んでしまったというのだ。品質改善を任されたのは開発本部の松田聡さん。「新素材ゆえに先例がない。実験を繰り返してデータを集積していくしかない」と試行錯誤の日々が続く。無事改善できれば、LIMEX の用途のさらなる拡大も見込める。今回、開発現場に初めてカメラが潜入。果たして…?
今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―

アーティスト | 佐藤直紀 |
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曲名 | Tsumagoi Round |
アルバム | OVER DRIVE |
本編2分28秒。
温暖化の影響を受けたウニの大量発生により、全国的に磯焼けという現象が起こっている。
厄介者と言われているウニを高級食材にすべく、神奈川県は問題解決に向け、動き出した。
このシーンで使用している曲は「Tsumagoi Round」
佐藤直紀氏によるサウンドトラック「OVER DRIVE」に収録されている。
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