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2019年1月22日 放送 第849回
シリーズ外食王第6弾~ “絶品” 個人店の逆襲!~
放送内容詳細
愛されても、消えていく....“馴染みの名店” 決断のワケ
神奈川県・横浜市内の、とある洋食店。中に入ると・・多くの客で賑わっていた。
人気メニューは、豚ひき肉と豆腐を合わせた中華風のハンバーグ。中国の師子頭という
料理をアレンジした、オリジナル料理だ。ここでしか食べられない味だという。しかし、去年の末のある日、閉店を迎えた。
創業は1968年。横浜の地で、50年も夫婦が二人三脚で営業してきた。料理は80歳のシェフが、1人で手がけていた。最終日の間近には、閉店を惜しむ客が次々と詰めかけ、中華風ハンバーグを“食べ納め”…。
閉店の理由は「後継ぎがいない」ことだという。近隣のサラリーマンや地元住民に愛され続けてきたが、50年という節目に、閉店を決断した。
金沢の“絶品”印度カレー…閉店危機から一転、将来は世界へ!?

金沢市にあるインドカレーの店「ホットハウス」。創業から40年近く、売りは30種類以上のスパイスを独自に調合した、本格的なマサラカレーやバターチキンカレー。県外からも多くのファンが訪れる、人気のインド料理店だ。
しかし、この“絶品”個人店もまた、深刻な問題に直面していた。創業者で社長の五十嵐憲治さん(69歳)はここ数年、店を任せる後継者を見つけられず、「畳んでしまおうか」と悩んでいたという。
そこへ手を差し伸べたのが、カレーチェーンの「ゴーゴーカレー」社長、宮森宏和(みやもりひろかず)さん(44歳)。2004年、新宿東口に一号店をオープンし、今や国内外に70店舗以上、海外にも展開する人気チェーン店だ。
実は、宮森さんは金沢生まれ。22年間、「ホットハウス」の味に親しんできたファンの一人だった。「多くの人から愛されるこの味を守り、伝えていきたい」という一心で、五十嵐さんに「店を継がせてほしい」と声をかけた。
五十嵐さんは「昔からの常連客で、ビジネスにも成功している宮森さんなら」と、2017年2月、ホットハウスを譲渡することを決意。宮森さんの「ゴーゴーカレー」が、味も従業員もそのまま継承する形で「ホットハウス」を買収したのだ。
そして宮森さん、さらに次の一手へと動き出す。それは、傘下に収めた「ホットハウス」の強みを最大限生かした、意外な戦略だった…。
「総選挙」で未来を掴め!独立したいシェフに「異色」のチャンス!

都内のある「路地裏」に、悪立地にもかかわらず繁盛する飲食店がある。名前は「29ON」。売りは、「焼かない」焼肉だ。小型の低温調理器を使った、旨味たっぷりの肉を提供している。年会費14000円を払えば、一回5000円で肉を食べ放題に。広告宣伝費を削減し、安価な低温調理機器の導入などによってコストを削減。それによって高級食材を仕入れていることが評判を呼び、人気店に。
手がけるのは、4年前に設立した「favy」というベンチャー企業。社長の高梨巧さんは、19歳で起業し大手飲料メーカーなど1000社以上のデジタルマーケティングを手がけてきた。
その高梨さん、自らの経験から個人店を応援したいと、ある新ビジネスをスタートさせていた。東京・銀座の一等地に、大きなレストランスペースを確保。ここを、腕に覚えのあるシェフたちが、将来、店を持つための足がかりにしてもらおうというのだ。
そのための仕掛けは、「総選挙」。一体、何が始まるのか…?
今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―

アーティスト | Junkie XL |
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曲名 | Wanlong Mellow |
アルバム | Music from SSX Blur |
本編8分42秒。
ゴーゴーカレーの社長、宮森さん。
廃業の危機に直面する地方の名店にを買収し、自社の新たな強みにしようと各地を回っている。
このシーンで使用している曲は「Wanlong Mellow」
Junkie XLによるサウンドトラック「Music from SSX Blur」に収録されている。
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