日経スペシャル ガイアの夜明け

毎週火曜日 10時 ~1054
テレビ東京系にて放送中

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2019129 放送 第850

新シリーズ ニッポン"新名所"ウォーズ 山のリゾート争奪戦!白馬の陣

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冬シーズンのレジャーといえばスキー。しかし、バブル期を境にスキー・スノーボード人口は大幅に減り、現在は620万人とピーク時の3分の1以下になった。しかしここに来て全国のスキー場では少しずつ活気が戻っているという。若者時代にスキーブームを経験したバブル世代がゲレンデに戻って来ているのに加え、訪日外国人客が押しかけているのだ。しかし、多くのスキー場は、長年続いたスキー人気の低迷から積極的な投資や開発を控えたままで、せっかくのビジネスチャンスを逃している例も少なくない。そんな中、長野県の白馬エリアがいま、新しい取り組みを始めている。改革を仕掛けるのは、たった一人で白馬に乗り込んだ元キャリア官僚の男性。しかも、冬だけでなくオールシーズンで客を呼ぼうというのだ。成功すれば、日本各地のスキー場にまた賑わいを取り戻せるはず。もちろんそれだけではない。大手デベロッパーも外資ホテルと組んで、白馬のリゾート開発に乗り出してきた。白馬を舞台に繰り広げられる、山のリゾート争奪戦。その最前線を取材する。

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放送内容詳細

白馬に“春夏秋冬”客を呼ぶ!異端児社長の奮闘

 かつて長野オリンピックの舞台にもなった長野県白馬村。この辺り一帯のエリアは、パウダースノーの雪質でスキーヤーたちに大人気だ。いま特に増えているのがオーストラリアを中心とした外国人たち。「HAKUBA」は世界で高く評価されているのだ。しかし、いくつか大きな課題が・・・。増えるスキーヤーに対して、宿泊施設が足りないのだ。白馬には大きなホテルなどがなく、民宿や個人経営のホテルが中心。国内のスキー人気の低迷でこれまで大きな投資もできず建物は老朽化。やむなく廃業を選ぶ業者も少なくないという。
 そんな白馬エリアを変えようと挑む一人の男性がいた。スキー場運営会社・白馬観光開発の社長、和田寛さん(42歳)。東京出身で、東京大学を卒業後、「日本の地方を守りたい」と農水省にキャリア官僚として入省したエリートだった。しかし、扱うのはマクロの数字やプロジェクトばかり。本当に日本の地方の為になっているのか・・・、そんな疑問を持った和田さんは、地方の中でも一番好きだった白馬をなんとかしたいと一念発起。外資系コンサル会社を経て、2014年「日本スキー場開発」に入社。自ら希望して子会社の「白馬観光開発」に出向し、2年前に社長に就任した。東京に家族を残し、白馬に家も買って、不退転の覚悟で改革に乗り出したのだ。
 和田さんがまず取り掛かったのは、冬以外にも1年を通じて客を呼ぶ仕掛け。スキー場は、雪が降らないシーズンはただの山の斜面。そこに夏はアドベンチャー施設、そして秋には紅葉を楽しめる展望テラスを作るなど、次々とプランを実現させて行く。そんな和田さんが改革の本丸と位置付けるのが、スキーシーズンに国内外の客をどう受け入れるか。古いペンションや民宿が立ち並ぶ寂れたエリアを、「宿場町」をイメージした古民家リゾートにしようというのだ。手始めに、廃業した2軒の民宿の改装を開始した。さらに民宿やペンションの一番の負担となっていたのが食事の用意。地域で最も大きい古民家をレストランに改装し、食事機能を集約。宿は部屋と接客だけに専念できる「泊食分離」で効率化を図ることにした。「外国人にも日本人にも古き良き古民家は刺さるはず」。この冬シーズンのオープンを目指して奔走する和田さん。11月初旬、地区の宿主達を集めプロジェクトの説明会を開いた。街並みや宿の再生への絶好のチャンスと期待する声が聞かれたが、中には不安を漏らす宿主も・・・。さらに改装が予定より遅れるなど、和田さんに難題が襲いかかる。「白馬が元気になれば他の田舎の活性化のヒントにもなるはず」。たった一人で飛び込んだ異端児社長の挑戦にガイアのカメラが迫った。

大手デベロッパーが世界NO1ホテルとタッグで狙うHAKUBA

 多くの外国人スキーヤーが詰めかける白馬村に、この冬シーズン、初めて外資系ホテルが進出することになった。その名も「コートヤード・バイ・マリオット白馬」。マリオットは全世界に6700軒以上を展開する世界ナンバーワンのホテルチェーンだ。フランチャイズとして営業・運営するのは、不動産開発大手の「森トラストグループ」。法人会員制ホテル「ラフォーレ倶楽部」を改修し、新たに温泉付きの部屋を増築した。世界で名が知れたマリオットブランドと日本の温泉で、主に外国人客にアピールしようという戦略だ。
 しかし、“マリオット”の看板を背負うからには、インターナショナルな客に対応できるようにする必要がある。そこへやってきたのが、マリオットの視察団。ホテルの設備からデザインの細部に至るまで厳しい要求が・・・。そして12月末にオープン。果たして外国人客はやってくるのか・・・。
 そんな森トラストの白馬戦略はこれだけでは終わらない。すでに村内に約4400坪に及ぶ土地を取得済み。世界のHAKUBAを狙う、その壮大な計画とは。

今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―

アーティスト 高木正勝
曲名 Hora, Auxo
アルバム 未来のミライ

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本編17分26秒。
高齢化でやむなく廃業してしまった民宿しおじま。
女将邦子さんは、建物が残るならばと、白馬観光開発の社長、和田さんのプロジェクトに賛同する事にした。

このシーンで使用している曲は「Hora, Auxo」
日本の作曲家、高木正勝氏によるサウンドトラック「未来のミライ」に収録されている。

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