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2019年8月20日 放送 第877回
"何もない町"に人を呼ぶ!シリーズ ニッポン新名所ウォーズ第3弾
放送内容詳細
ロケを誘致して町おこし!その仕掛け人に密着

岩手県久慈市。人口3万4000人ほどの小さな市だ。しかし観光シーズンともなれば多くの客が全国から訪れる。その理由は、2013年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台になったこと。すでに6年がたっているが、いまもそのロケ地を見たいとファンが詰めかけているのだ。ロケを契機に、なにもない場所が名所となっていた。もちろん人が来れば、地元は潤う。こうしたロケをきっかけにして地域活性化を図る取り組みを“ロケツーリズム”という。これを仕掛けているのが、地域活性プランニングという会社。全国のロケ地候補をデータベース化して、映画やテレビの制作者とマッチングするサイトを運営。さらにロケ地となった場所の魅力を特集した雑誌を発行したり、その土地のグルメを紹介し、販売するサイトも持っている。それだけでなく実際にロケを誘致した自治体に対してコンサルを行い、その後もその場所に客が来続けるよう、一緒になって様々な仕掛けを考える。
その仕掛け人の一人が、地域活性プランニングの木庭清美さん。これまで千葉県の茂原市やいすみ市などを映画やテレビのロケをきっかけに変貌させてきた。木庭さんが次に挑むのは、愛知県の南に位置する幸田町。目立つ観光資源もないが、去年から町長がロケツーリズムに注目、今後は観光に力を入れることを明言した。しかし住民も認める“なにもない町”にどうやって客を呼ぶのか?町役場の春日井幸弘さんは木庭さんに助けを求めた。早速木庭さんは現地視察へ。果たして、ロケ誘致は成功するのだろうか。
ド田舎に誕生・・・ベビースターのテーマパーク その勝算は

三重県津市。県庁所在地ながら、観光面では目立ったスポットも少なく、県内の伊勢志摩や長島などに客を取られている。そんな津市内の何の変哲もない田園地帯の中に、ひときわ目立つ黄色い建物がある。おやつカンパニー久居工場。作っているのは1959年の販売開始以来、親子3世代にわたって愛される「ベビースターラーメン」だ。元々地元の駄菓子屋で販売されていたお菓子を、全国区にまで育て上げたのが、創業2代目の松田好旦さんだ。今は会社の株を外資系ファンドに売って経営から退いた松田さんには最後に成し遂げたい大きな夢があった。「昔も今もベビースターを食べてくれた全ての子供達のために、感謝を伝えるテーマパークを作りたい」。松田さんは私財を投じて新会社を設立。創業の地である津に、20年来の宿願であったテーマパークの建設を進めることになった。
現地を訪ねると、さっそく工場の横の土地で建設が始まっていた。1200坪と小さな敷地ながら、ベビースターをテーマに、グルメや体験、アトラクションまで、子供達が喜ぶ仕掛けをぎっしりと詰める予定だ。松田さんの熱意とこだわりは止まることがない。しかし、本来ならテーマパークが成り立つような立地ではない上、テーマパークの運営ノウハウがあるわけでもない。そこで松田さん、ある一人の男性を呼び寄せた。嶋田亘克さん(44歳)。かつて、オリエンタルランドで集客戦略を務めたこともある人物だ。ベビースターのテーマパーク「おやつタウン」の開業は7月20日。創業家とテーマパークのプロのタッグはどんな手法で人を呼ぶのだろうか。
今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―

アーティスト | DJ OKAWARI |
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曲名 | Altair (feat. Lee Ayur & Jabberloop) |
アルバム | Perfect Blue |
本編5分14秒。
映画「万引き家族」のロケ地として使われたいすみ市の海水浴場。
この海水浴場が今、聖地として脚光を呼び、経済効果を生み出しているという。
このシーンで使用している曲は「Altair (feat. Lee Ayur & Jabberloop)」
DJ OKAWARIによるアルバム「Perfect Blue」に収録されている。
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