日経スペシャル ガイアの夜明け

毎週火曜日 10時 ~1054
テレビ東京系にて放送中

バックナンバー

2019101 放送 第883

新発見!「祭り」「古都」の魅力 ~ シリーズ「変わる!ニッポンの旅」(1) ~

番組を見逃した方はこちら テレビ東京ビジネス オンデマンド

旅の大きな目的の一つでもある「ニッポンの伝統文化」。その現場が今、危機に陥っている。例えば「祭り」。日本全国で開かれる数は30万件、市場規模は1.4兆円ともいわれている。しかし、存続が危ぶまれているものが増えているという。原因は、資金不足。相次ぐ事故などで安全対策の強化が求められ、警備員などにかかる人件費が増加。一方で、地元企業からの協賛金などは減少しているためだ。そして、もう一つは人手不足。少子高齢化などで運営の担い手が減っているのだ。このように苦境にあえぐ「祭り」...それを「サポートして盛り立てよう」という会社がある。資金や人手が足りないといった課題も、「祭り」という特別な場の価値をアピールすれば解決できるというのだ。その意外な手法とは?
一方、世界を代表する観光都市となった"古都"京都。観光客の消費額は1.3兆円超と過去最高を記録(2018年)。しかし今、大きな問題が。「日本人観光客の京都離れ」が止まらないのだ。最大の理由は、海外からの観光客が一部の名所(祇園・金閣寺・清水寺・伏見稲荷・嵐山など)に殺到し、大混雑を生み出していることにある。だが、実は一方で、魅力あふれる場所にもかかわらず空いている「知られざる京都」も多い。中心地から離れた寺社もその一つ。そこに観光客を呼び込もうと動き出した人々がいた。先に見据えるのは、京都の混雑、その極端な集中の解消。果たして、「誰もが行きたくなる京都」を取り戻すことはできるのか?
停滞する伝統文化の現場を、「あえて経験したい場所」へと変えていく逆張り戦略。東京と京都、変革の現場を追った。

  • 日経スペシャル ガイアの夜明け 放送を見逃した方は… テレビ東京 ビジネス オンデマンド 最大1か月無料!詳しくはこちら

放送内容詳細

「岸和田だんじり祭」に迫る危機

重さ4トン以上もある「だんじり」が全速力で角を曲がる「やりまわし」で知られる『岸和田だんじり祭』。岸和田地区22の町会が、自慢のだんじりを2日間にわたり曳き続ける。しかし、1基を動かすのに100人以上の若者が必要にもかかわらず、少子高齢化もあり、町に住む人だけではその半分も満たせない。他の地域に住む親類縁者や友人に来てもらうなどしてカバーしているのだという。さらに、資金の問題も。だんじり1台の維持費だけで、町ごとに年間でおよそ300万円を負担しており、人々の寄付でなんとか賄っているのが現状だ。このように、全国的に有名な伝統の祭りにさえも、危機は迫っている。

祭りの悩みをビジネスで解消?

東京都新宿区にある『オマツリジャパン』。代表の加藤優子さんは、昔から大の祭り好き。かつては一般企業に勤務しながら各地の祭りを手伝っていたが、その時、祭りの現場の“疲弊"に気づいた。多くがボランティア頼みで、「資金不足」「人手不足」に直面していたのだ。この現状をなんとかできないか?そこで2014年、「祭りをサポートする会社」を一人で創業、今では約20人のスタッフが働いている。
そんな加藤さんが訪れたのは、茨城県下妻市。奇祭として有名な『タバンカ祭』を取材するためだ。この祭り、600年の伝統を誇り毎年9月12日と14日に開催されてきたが、実は、それも今年が最後。来年からは、祭りの担い手の負担を減らすため、9月の第1土曜日のみに短縮するという。
全国で増える、祭りをめぐる問題。オマツリジャパンのもとには、全国の祭り主催団体から相談が来る。この日は『目黒のさんま祭り』。商店街活性化のため24年前にスタートし、今では約3万人が訪れるまでになった人気の祭りだ。しかし、赤字になる可能性があるという。最大の理由は、来場者が増えたことによる警備費の増加。この問題を解決するにはどうすれば?そこで加藤さんが向かったのは、お茶漬け海苔などで有名な「永谷園」。さらに加藤さんは、神奈川県の温泉街・湯河原でも、祭りが抱える問題を解消すべく動き出していた。その切り札は「社員研修」だというが、果たして…?

「知られざる京都」に人を呼ぶ!

「混みすぎていて、もううんざり」。ここ数年、京都を訪れる日本人観光客が減少している。しかし、「京都は今、大混雑」というイメージを生み出している原因の一つは、祇園、嵐山など有名スポットへの観光客の集中だ。その一方で、古都の魅力が詰まっているにもかかわらず空いている「知られざる京都」も多いという。
『妙心寺・退蔵院』(京都市・右京区)。屈指の広さを誇る禅寺だが、客足は今一つ。そこで、訪れてもらうきっかけになればと、あるものの販売を始めた。それは、1個300円の飴玉。これを一心になめることで「禅の心」が体験できるというものだ。これが「いままでにない経験ができた」と大好評。日本人観光客が、じわじわ増えているという。
このユニークな企画を発案したのが、 成瀬勇輝さん。世界中の情報を発信するモバイルメディア「TABI LABO」の共同創設者で、現在は「ON THE TRIP」を運営。スマートフォンで、その場所の歴史や物語を聞けるオーディオガイドを手掛けている。その成瀬さん、京都の寺社のガイドを手掛けているうちに、あることに気づいた。それは、それらの寺社の多くが、自身の魅力を知ってもらう「仕掛け」ができていないということ。そこから様々な取り組みが始まった。
京都市中京区にある『壬生寺』。新選組ゆかりの寺として知られ、それを目当てに若者も訪れる。しかし、「新選組ゆかり」以外のことをアピールができていないのが悩み。そこで成瀬さんが仕掛けたのは、ある「体験」。それは一体?

今週のピックアップ曲 ― あの場面でかかっていた名曲は何? ―

アーティスト 禅-ZEN-
曲名 花鳥風月
アルバム

本編12分55秒。
今年で24回目を迎え3万人が訪れるといわれる「目黒のさんま祭り」
オマツリジャパンの加藤さんは、この祭りを生かして企業との相乗効果を考えていた。

このシーンで使用している曲は「花鳥風月」
禅-ZEN-によるアルバム「禅」に収録されている。

ピックアップ曲一覧へ

テレ東プラス

放送内容の記事を公開中

    • 「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」「未来世紀ジパング」サウンドトラック盤『Phoenix2』好評発売中!
    • 日経スペシャル 未来世紀ジパング
    • 日経スペシャル カンブリア宮殿

    ガイアの夜明け 公式アカウントはこちら

    ご注意下さい

    最近、「ガイアの夜明け」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
    「ガイアの夜明け」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
    不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。