日経スペシャル ガイアの夜明け

毎週金曜日 10時 ~1054
テレビ東京系にて放送中

バックナンバー

20201027 放送 第937

それ、棄てるの待った!~食品ロス削減2020~

番組を見逃した方はこちら テレビ東京ビジネス オンデマンド

"食品ロス大国"ニッポン。国内で「まだ食べられるのに廃棄される」食品の量は、年間600万トン以上。これまで番組では、その削減に奮闘する人々の姿を3回にわたり放送してきた。そして今、コロナ禍の影響もあり多くの"売れ残り"が発生、改めてその対策の必要性が高まっている。そんな中、残ってしまった惣菜や調理加工品を救う、新たなシステム作りが始まっている。一方、余ったパンを別の美味しいものに生まれ変わらせる「食のアップサイクル」への挑戦も。10月30日の「食品ロス削減の日」を前に、賞味期限が短いものを廃棄から救うべく奔走する人々を追う。

  • 日経スペシャル ガイアの夜明け 放送を見逃した方は… テレビ東京 ビジネス オンデマンド 最大1か月無料!詳しくはこちら

放送内容詳細

大手企業も動き出す!

昨年10月に「食品ロス削減推進法」が施行されたことを受け、食品メーカーも対策に本腰を入れ始めている。「ハウス食品」は、「もっとカレーだからできることプロジェクト」をスタート。家庭で棄ててしまいがちな野菜などを調査し、それらを無駄なく使い切るレシピの研究を進めている。一方、菓子メーカーの「江崎グリコ」も動き出していた。いままでは工場など一部でのみ販売していた、製造の過程で破損した「不揃い品」。それをより多くの人々に届けられるようにしようというのだ。

“トップランナー”の新たな挑戦

注文数の読み違えやドタキャンにより発生してしまう“売れ残り”。それらを無駄にせず販売できるよう、飲食店と消費者をつなぐサービスを提供している「コークッキング」。以前より食品ロス対策に取り組んできたそのベンチャー企業が、今回、新たにスタートさせたのが「レスキュー・デリ」だ。大型商業施設から出る総菜などの“売れ残り”を従業員に格安で販売するというもので、うまく行けば店舗は売り上げアップ、従業員はお得に買い物ができ、もちろん食品ロスも削減できる。将来的には、一般にも販売できる仕組み作りも視野に入れているという。しかし、思いの他かかる手間や衛生管理上のルール、さらには成分表示の問題など、様々な壁が立ちはだかる。果たして、若き社長、川越一麿さん(29)と、担当者の峯岸晃希さん(24)は、無事軌道に乗せることができるのか?

「食のアップサイクル」パンの耳が大変身?

余ったパンを「別のものに生まれ変わらせる」挑戦が始まっている。パンからビールを作るというものだ。使うパンは、六本木の人気ベーカリーカフェ「ブリコラージュ」のものだが、オープンサンドを作る際に切り取る「端」の部分だ。カフェのオーナーである生江さんは、ミシュラン2つ星のフレンチ「レフェルベソンス」のエグゼクティブ・シェフで、世界が認める料理人。以前から、そのパンの切れ端を美味しく生かす方法はないか、と考えていた。そこでタッグを組んだのが、長野県・野沢温泉にあるビール醸造所「AJBブルワリー」だ。AJBブルワリーは、イギリス出身のトーマスさんと絵美子さんのリブシー夫婦が手がける本格的なクラフトビールが人気の醸造所。通常、ビールは「麦芽」と「ホップ」に酵母と水を加えて作る。しかし、「ブレッド・ビール」は、そこにローストしたパンを加える。もちろん、“余りもの”を使うからといって、味に妥協はしない。生江シェフとリブシー夫妻のこだわりは、「美味しいものから、さらに美味しいものを生み出す」。今回は新たな味のビール作りに挑戦。成功すれば、より多くの“余ったパン”を美味しく生かすことができるが、果たして?

テレ東プラス

放送内容の記事を公開中

    • テレ東系リアルタイム配信
    • 日経スペシャル カンブリア宮殿

    ガイアの夜明け 公式アカウントはこちら

    ご注意下さい

    最近、「ガイアの夜明け」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
    「ガイアの夜明け」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
    不審な働きかけがあった場合には、テレビ東京までご連絡ください。