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2021年2月2日 放送 第950回
マイナスの世界へようこそ!~コロナ禍で光る冷凍技術~

2月下旬から、いよいよ日本でも新型コロナのワクチン接種が始まると言われているが、一つネックになっているのが、保管・移送の際マイナス75度でやらなければいけないという事。インフルエンザやおたふくかぜなど、これまでのワクチンは、マイナス温度で保管する必要はなかったが、最初に日本に入るアメリカファイザー社のワクチンは、これまでのものとは作り方が全く違うため、超低温で冷やさなければならないのだ。この事態に対し、「冷やす」を仕事にする企業に様々な動きが。彼らは、ビジネスとして、またコロナウイルスを沈静化させるという責務のために奔走している。また、コロナで大きな被害を受ける飲食店などが、自分たちが作った料理をおいしく保存するために「冷凍技術」を使っているというのだ。驚くべきことに、それは「握り寿し」や「天ぷら」といったものまで凍らせるというのだ。いま活況の「マイナスの世界」を徹底取材。
放送内容詳細
コロナのワクチン移送・保管大作戦

コロナ収束へ向けて、一つの大きな解決方法、「ワクチン」接種。ガイアでは、接種を希望すれば、「いつ」「どこで」打てるのか。その際に知っておくべきこと、またその裏で地道に働きつづける人を取材。家の冷蔵庫は、一番温度が低い冷凍庫であっても、温度は、およそマイナス20度。ファイザーのワクチンを正常に保つマイナス75度というのは、普通では考えられない超低温なのだ。海外の工場から運ばれて、接種する市区町村の病院(接種会場)まで、どうして運ぶかを、ガイアで取材。保冷のための冷凍機器、運ぶ際の入れ物など、皆それに適したものを作り始めている。まだ、採用されるかわからないが、普段は採った魚を急速に冷凍させる企業が、マイナス75度で運ぶ入れ物作りに挑戦していた。
コロナで疲弊する飲食店の駆け込み寺「美味しく冷やす」技術とは?

店を開き、人が来なければ儲からない、飲食業界。今年に入り、再び緊急事態宣言が出たことでますます厳しい状況に。そこでいま脚光を浴びているのが、出来上がった料理や素材を冷凍し、保存する技術だ。東京・品川区にあるデイブレイクでは、苦境に陥った飲食店から次々話が持ち込まれている。彼らは、特殊な冷凍機器を作っている企業ではなく、いかにその素材(料理)の旨味を残したまま冷凍し、それを解凍するかノウハウを持った企業。その美味しく凍らせる技術は、まさに驚くばかり。握りずしも凍らせるというが・・・。千葉県の九十九里にある定食屋も、コロナで客が遠のき、名物であるイワシの刺身やてんぷらを冷凍させ売ろうと、デイブレイクに助けを求めてきた。てんぷらを凍らせても、美味しさを保てるのか?果たして・・・。
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