日経スペシャル ガイアの夜明け

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202179 放送 第972

ゴミが"宝"に大変身!〜キーワードは「アップサイクル」~

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SDGs(持続可能な開発目標)が世界の趨勢となり、資源循環の必要性はますます高まっている。こうした中、今、注目を浴びているのが「アップサイクル」。単なる「リサイクル」ではない、文字通り、元の製品より価値を高めて再生する取り組みだ。成功すれば、環境と経済、ふたつの"エコ"の共存が可能になる。しかし、それは簡単なことではない。常識にとらわれない"発想"とそれを実現する"技術"が求められる。果たして、ゴミを"宝"に変えることができるのか?

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放送内容詳細

廃プラが五輪の表彰台に!独占密着2年 頑張れ!ニッポンの技術

プラスチックゴミが東京オリンピック・パラリンピックの表彰台へと生まれ変わる。夢のようなプロジェクトが動き出したのは2019年6月。組織委員会・P&Gが主導し、洗剤やヘアケア製品などの廃プラの回収が全国のイオンで始まった。世界では毎年800万トン以上のプラゴミが海洋に流出しており、2050年には魚の総重量を超えるとの試算もある。対策が急がれる中、表彰台プロジェクトは持続可能な社会の実現に向けて、東京から世界へ絶好のアピールとなる。しかし、事はそう簡単には運ばない。「回収がまったく進まない…」。P&Gの担当者は肩を落とす。五輪で使用する表彰台は98台、計24.5トンの廃プラが必要。いかに啓発して回収を促すか―。課題はそれだけではない。3Dプリンターを用いた製作も困難を極める。「高度なデザインをリサイクル材で造形するには様々な問題が…」。3Dプリントの第一人者で、製作を担当する慶応義塾大学・田中浩也教授(46)は頭を抱える。リサイクル材では収縮による「反り」が発生するなど、数多くの不具合が見られるというのだ。一方で、こうした難題を克服できれば、資源循環に“新たな可能性”を切り拓くことになる。舞台裏の知られざる闘い、アップサイクルの新たな挑戦を追った。

元外交官が手掛ける、かつてない「代替プラスチック」

牛乳などの紙パック類の回収率は約4割、そのほとんどはティッシュやトイレットペーパーとして再生される。そんな紙パックからプラスチックの代替品を作ろうとしているベンチャー企業が「カミーノ」だ。代表の深澤幸一郎さんは元外務省の官僚で、アフリカ在任中にゴミの廃棄問題に関心を持ったという。開発したのは、紙をパウダー状にしたものとトウモロコシのデンプンなどから作るポリ乳酸を原料にした生分解性プラスチックだ。この「パプラス」という新素材、硬く丈夫で耐熱性も高いにもかかわらず、植物由来成分が90%を超える画期的なもの。土に埋めると約3〜5年で自然に還るという。飲食業界への売り込みが始まった。

捨てられる4万本のジーンズに再び命を…。過剰生産・大量廃棄に町工場が挑む

東京・足立区、町工場の一角にうず高く積まれたジーンズ。すべて「リーバイス501」で、数量は20トン・4万本にものぼる。米国西海岸で廃棄寸前だったものを買い取った。いま、その1本1本を再生するプロジェクトが始まっている。取り組むのはアパレルの下請け工場を営むヤマサワプレス(東京・足立区)。95年に創業し、店頭に並ぶ服のアイロン掛けや検品、札の取り付けなどを請け負ってきた。「下請けに甘んじるのではなく、これまで培ってきた技術を生かし、新たな可能性を追求していきたい」。山澤亮治社長(46)がプロジェクトを始めたきっかけは、近年、買われた服が一度だけ着て返品されたり、簡単に捨てられたりと、「大切に仕上げたものが粗末に扱われている」現実を目の当たりにしてきたからだという。4万本の中には、膝下部分の端切れだけというものまである。しかし、1本たりとも無駄にはしないつもりだ。洋服をはじめ、家具や雑貨の生地として再生を試みる。そして、この取り組みが一気に加速していく。三越伊勢丹をはじめ大手百貨店が賛同したことで、有名デザイナーと手を組むことになったのだ。なんと、狙うは「パリコレ」への出展と世界進出。廃棄ジーンズは、どんな服に生まれ変わるのか?過剰生産に大量廃棄の悪循環は業界全体が抱える課題。「アパレルの常識を変える」ため奮闘する町工場の挑戦を追う。

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