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2022年5月27日 放送 第1016回
世界に感謝される日本人 その後ガイア20周年企画 第2弾
放送内容詳細
メードインジャパンの良質な中古品を海外へ!世界とビジネスする男はいま・・・

2004年放送『ゴミは金なり~世界が奪い合う日本の廃棄物~』では、家庭からゴミとして出された中古家電の行方を迫った。それらを集めて外国人バイヤーたちに売っていたのはリサイクル業者「浜屋」の小林茂社長(当時50歳)。取材班が追跡していくと、たどり着いたのはアフガニスタン。日本から送られた中古家電で“アフガニスタンの秋葉原”と呼ばれる家電市場ができていたのだ。人気の理由は、中古でも壊れにくい“メードインジャパン”の品質の良さ。中でも浜屋が送る商品は状態がいいと評判は上々だった。あれから18年・・・。68歳になった小林さんは未だ現役。倉庫を見せてもらうと、そこには今も多くの中古家電が山積みに。「昔は、少しでも新しいものを欲しかったが、最近は時代が変わって古い雰囲気のものを欲しがるようになった」。さらには、こけしなどの日本らしい骨董品も大人気に。その行き先はヨーロッパ!今も世界中のバイヤーから引っ張りだこになっていた。そんな浜屋の倉庫で出会ったのは、18年前に“アフガニスタンの秋葉原”で出会ったバイヤー・ヤクブさん。「小林さんのことは本当に信頼している。浜屋から仕入れた商品は今でも現地で大人気だ」。当時は500軒だった“秋葉原”は、今や6000軒以上に膨れ上がっているという。そんな世界中のバイヤーから信頼される浜屋。当時は年商23億円だったが、今や128億円に成長した。社員も当時の5倍、360人に増えた。そんな小林さんがいま、最も力を入れているのが、廃棄された電子基盤を逆に輸入し、そこからレアメタルを回収する事業だ。折しも世界有数のレアメタル産出国ロシアによるウクライナ侵攻で、レアメタルは暴騰している。小林さんのビジネスの新たな展開を取材する。
世界中の人に安全な飲み水を!81歳の創業者に待っていた感動の再会

2008年放送の「世界を救うニッポンの技術」を始め、何度か番組で紹介した日本ポリグルの小田兼利会長。小田さんが開発したのは納豆のネバネバ成分から生み出した水の浄化剤だ。この粉末を、汚れた水にほんの一匙分入れてかき混ぜると、みるみるうちに汚れが分離して沈澱する。これをろ過するとキレイな水になるのだ。小田さんはこの粉末を発展途上国の人々に安く提供し、安全な飲み水を届けようと奮闘していた。その小田さんがバングラデシュで出会ったのが当時10歳だった女の子、ファティマさん。サイクロンで母と弟を亡くした彼女は、家事を自分でこなしていた。炊事で使うのは、近くの濁った池の水。これを見た小田さんは、持っていた浄化剤を全て渡して、安全な水の作り方を伝授。その後、ファティマさんは毎日キレイな水を使うことができ、さらに近所の人たちにも提供していた。当時、小田さんが苦心していたのが、ビジネスとして確立すること。ボランティアではなく、ちゃんとお金が回り、地元の人たちも潤う仕組みを作らなくては持続できないからだ。バングラデシュでは現地の人たちと協力し、水を運ぶビジネスを立ち上げた。さらにその後、アフリカのソマリアやタンザニアなども訪問。これまで約80カ国へ浄化剤を輸出し、1500万人もの人々に届けられたという。そしていま、小田さんは81歳になっていた。コロナ禍でここ最近は海外に出かけることは無くなった小田さんだったが3月、感動的な再会が待っていた。バングラデシュと繋いだパソコンの画面に映し出されたのは、あのファティマさん。今どうしているのか・・・。そしてこの出会いが小田さんの心に新たな火をつけた。
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最近、「ガイアの夜明け」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
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