日経スペシャル ガイアの夜明け

毎週金曜日 10時 ~1054
テレビ東京系にて放送中

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2022722 放送 第1024

町工場にドラマあり!“ガイアが見つめた20年” 第4弾

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ものづくり大国ニッポンを支えてきた"町工場"。ガイアもこの20年、ことあるごとにその驚きの技術力とそれを生む職人たちを取材してきたが、いま資金難や後継者不足が深刻化し、どんなに技術があっても廃業を余儀なくされる町工場が後を絶たない。そんな中、かつて取材した企業の中に、一際元気な"町工場"があった。鋳物工場で、父から新規事業を任された娘が挑戦するのは何と、観光業にブライダル事業!?さらに、自らもがんを患いながら、人の命を救う医療器具を作ってきた"神の手"を持つと呼ばれた男。9年ぶりに取材すると、弟子たちにその技を引き継ぐべく新たなものづくりに挑んでいた。この時代にもしたたかに生き残り、明日につながる闘いを続ける"町工場"、その裏に隠された数々のドラマを追う。

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放送内容詳細

鋳物工場が仕掛けるのは観光にブライダル!?父と娘で挑む 今までにない“町工場”

富山県高岡市。のどかな田園風景の一角にある町工場。いまここが人気の観光スポットになっていた。観光バスで訪れる団体客まで・・・。お目当ては「工場見学」だ。職人の技や熱気を間近に体感できるのが売り。実は、ここは老舗の鋳物メーカー「能作」の本社工場だ。館内には鋳物製品を自作できる体験工房に、工場で作った食器で地元の食を味わうことができるカフェまでがそろう。「能作」の本業は錫(スズ)の鋳物。錫は柔らかく思い通りに形を変えることができ、独創的な器や雑貨が国内外で人気を博している。もともと仏具や花器の下請け工場に過ぎなかった能作を自社商品の開発で飛躍させたのが4代目の能作克治社長(64歳)。ガイアでは2013年に取材していたが、当時はまだまだ小さな町工場だった。2017年に本社工場をリニューアルしたところ、冒頭のように、年間13万人が訪れる県内有数の観光スポットになったのだ。こうした能作の新たな挑戦を担うのが、社長の長女で専務の千春さん(36歳)だ。工場を“魅せる”現場にしたのも千春さん。もともと家業に入るつもりはなく、一旦は通販雑誌の編集者をしていたというが、実家の製品が高い評価を受けているのを目の当たりにして、「そんなすばらしいものづくりをしている父親のもとで働きたい」と入社を決めたのだ。千春さんは会社内に「産業観光課」を新設し、様々な新規事業に挑戦している。工場見学だけでなく、旅行業に乗り出し、地元の宿泊施設を巻き込んで、独自の旅行プランまで企画している。そしていま一番力を入れているのが、“ブライダル事業”への進出だ。結婚の節目の年を祝う「金婚式」や「銀婚式」は広く知られているが、実は10年目は「錫婚式」という。千春さんが2019年に始めた「錫婚式」プランでは、錫づくしの調度品で祝う独自の式から、錫の食器で味わう特別な食事までをプロデュース。これまでに60組以上の夫婦が「錫婚式」を挙げるなど人気の事業となった。他にも、そんな娘の姿に、父の克治さんも期待している。そしてこの夏、千春さんは、本業でも新しい挑戦に乗り出そうとしていた。もっと広く自社の錫商品を広めるため、多くの人の手に取りやすい価格の商品を作り、小売店で売り出そうというのだ。それは父も驚く意外な商品だった!

自身もがんを経験した“神の手”を持つ男 命を救う新たなものづくりへ挑む

がんの手術で、多くの医者が頼りにする器具がある。それは、内視鏡の先端部に装着して使う刃渡り2ミリほどのハサミ。極小で、しかも精巧に作られているため、がんの部分だけをピンポイントで正確に切り取ることができると評判だ。この極小ハサミを手掛けたのが、2011年と2013年に番組で紹介した西村幸さんだ。「リバー精工」という会社を立ち上げた西村さんは“神の手”と呼ばれるほど精密な加工技術を持ち、そこから生み出される医療用の器具は、国内のみならず世界の医療現場で使われてきた。実は、自身も5つのがんを経験した西村さん。体を見せてもらうと大きな手術痕が・・・。内視鏡でもっと多くの手術ができればこうした傷もなくて済み、患者も医師の負担も軽くなるはず。こうした思いで多くの人々を救ってきたのだ。そんな西村さんを9年ぶりに訪ねてみると大きな変化が・・・。「リバー精工」は大手医療メーカーの子会社となり、極小ハサミもその会社のブランドで取り扱うことになったという。西村さんはというと新たに「レイクR&D」という小さなメーカーを立ち上げ、内視鏡用の新しい医療器具の開発に取り組んでいた。72歳になった西村さんにはもう一つの目的がある。自分がまだ動けるうちに後継者を育てるということ。リバー精工時代からの部下を鍛える毎日を送っていた。そしていま、新たな器具の開発に取り組んでいた。これまでは1本しか使うことのできなかった内視鏡用の処置具を、2本同時に使えるようにするものだという。これにより手術時間が格段に短縮され、医師や患者の負担も軽減できるというのだが、2ミリよりもさらに小さく、1.8ミリの大きさの器具を作る必要がある。今回西村さんは敢えて弟子たちにものづくりを託すことに。その先頭に立つのが、ずっと西村さんの右腕として支えてきた小口祐二さん(53歳)。「ものづくりの魂まで受け継ぎたい」と意気込むが、1.8ミリはこれまで西村さんでも経験したことのない領域。果たして、師匠の神業を弟子は受け継ぐことはできるのだろうか。

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