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2025年2月14日 放送 第1152回
理想の介護社会へシリーズ2025①
今年、団塊世代の全員が75歳以上になり、日本は「超高齢化社会」に突入した。介護が必要な人が急増する一方、ヘルパーなどの人材不足が深刻化。さらに、去年の介護保険制度改定により訪問介護の報酬が引き下げられた。介護事業所の倒産件数は172件と過去最多。介護業界の『2025年問題』が叫ばれている。その波は、地方だけでなく、都心にも広がっていて、住み慣れた我が家でサービスを受けられる訪問介護は、崩壊の危機に直面している。今、現場では何が起きているのか。閉鎖を決断した事業所の舞台裏に密着した。窮地に追いやられる訪問介護。しかし今、投資ファンドなどによる介護事業者の買収が相次いでいる。その狙いは何なのか。訪問介護の崩壊を食い止めるため、これまでにない取り組みを始めた企業の挑戦を追った。
内容詳細
ヘルパーと利用者を守りたい‥閉鎖を決めた小規模事業所
東京・世田谷区で長年、訪問介護事業を営み、地域の介護を支えてきた小規模事業所「NPOわかば」が、閉鎖を決めた。理由は、深刻な人材不足と長年の経営難。わかば代表の辻本きく夫さん(74)は、「今の制度で担い手が現れるわけがない」と嘆く。訪問介護は、これまでの介護保険制度の改定で、段階的に1回のサービス時間を短縮されてきた。1人のヘルパーが、より多くの利用者へ、効率的にサービスを提供することが促されたのだ。しかし、細切れのサービス増加によって、報酬につながらない移動時間ばかりが増え、訪問介護は「稼げない仕組み」に。なんとか事業所を運営してきたが、今年後期高齢者となる自身の年齢を考え、閉鎖を決断。わかばの利用者と、その生活を支えてきたヘルパーの両者を一緒に受け入れてくれる引き継ぎ先を探すが、なかなか交渉はまとまらない…。利用者一人一人に向き合ってきたわかばのヘルパー、そして利用者を守ることはできるのか。
目指すは「若手」で「稼ぐ」介護へ!業界大手、攻めの一手
ヘルパー不足が深刻化する訪問介護。担い手たちの高齢化が大きな課題だ。若手人材が希望を持って働いていける業界に変えるために、新たな取り組みを始めたのは、在宅介護大手ツクイの子会社「アカリエ」。近年、介護業界は投資ファンド主導で業界再編が起きているが、ツクイも2021年、MBKパートナーズの傘下に。「稼げる」訪問介護ビジネスの確立を目指し、「A-Smile訪問介護サービス」を立ち上げた。新事業のリーダーは山根大志さん(46)。全国のヘルパーの平均年齢が55歳という中、待遇面やSNSを活用したイメージ戦略で、20-40代の若手人材の採用に成功。2023年の事業開始から3年で黒字化、5年で50店舗まで拡大を見込んでいる。昨年12月、A-Smileは、神奈川県・湘南台に新たな訪問介護事業所を出店。新入社員は、初めての訪問介護に挑戦する傍ら、自ら営業し、顧客を獲得しなければならない。理想と現実の中、訪問介護の崩壊を食い止めるため、これまでにない取り組みを始めた企業と若手ヘルパーの挑戦を追った。
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2025年4月28日










