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2026年1月16日 放送 第1199回
子供を起業家に育てる〜密着!神山まるごと高専〜
日本は諸外国と比べ、起業家を志す若者が少ないと言われています。そんな中、徳島の山間の町、神山町に2023年、日本初の"起業家を育成する"高専が開校しました。その名も、「神山まるごと高専」です。学校のコンセプトは、「モノをつくる力で、コトを起こす」こと。全寮制・実質無償で学べる私立の高専です。入試倍率が約10倍という狭き門を突破した、志高い15歳の学生たちが全国から集まりました。この中から起業家は誕生するのか。神山町の5年間で学生たちは何を学び、どんな人生を選択するのか。学生を支援する企業や経営者、スタッフが「未来への投資」に込めた思いとは。日本に起業家を育む土壌を耕そうと奮闘する、前代未聞の試みを追いました。
内容詳細
学費は実質無償。「若き起業家」を育てる異次元の教育
現在、約120名の学生が神山で共同生活を送り、切磋琢磨しています。ウズラの卵を人工孵化させる研究や、脳波でモノを動かす研究など、学生たちはそれぞれ独自の探求を続けています。学校の大きな特徴は、企業からの支援により学費が実質無償なこと。セコムや富士通など大手11社から、計110億円もの資金を集めました。支援する企業側は、「これは単なる青田買いではない。未来の日本経済を支える存在への投資だ」と、神山での教育に期待を寄せます。その他にも起業家講師として星野リゾートの星野佳路さんや、DeNAの南場智子さんなど一流の経営者が神山を訪れ、学生たちと対話するという贅沢な起業家教育の様子を伝えます。
“アプリの子” が挑む地域貢献と、「ビジネス化の壁」
現在、神山まるごと高専の最上級生は3年生、「5年制」の半分に差し掛かっています。その中に、「アプリの子」と呼ばれる学生がいました。岡山県出身の3年生・中本慧思(さとし)さん、18歳です。中本さんは寮生活を効率化するアプリを開発。朝の点呼や洗濯機の使用状況など、日常生活の様々なシーンをアプリで「見える化」し、学生たちの寮生活を一変させました。今では校内きってのアイデアマンとして知られる存在です。その中本さんが次に挑んだのは、2025年10月の文化祭で入場者を管理するアプリの開発です。アプリには決済機能を付加して、文化祭をキャッシュレスで運営しようとしていました。文化祭を訪れる町の高齢者たちが簡単に操作できる仕様を目指しますが、事前に高齢者に試してもらうと、「登録にあまりにも時間がかかり過ぎる」ことが判明。「アプリの子」は、この難題を克服できるのでしょうか?さらに中本さんは、学校から日々配布される膨大な量のプリントを整理できるアプリの開発にも着手します。近隣の中学校にそのアプリを売り込もうと、仲間と奔走しますが、その結果は?18歳のアイデアは、お金を稼げる「ビジネス」に育つのか?挑戦の一部始終を追いました。
「社会を変革する」。仕掛け人の寺田親弘さんと、神山に移住した大人たちの思い
「神山まるごと高専」設立のきっかけとなったのが、名刺管理サービス「Sansan」の社長で、学校の理事長を務める寺田親弘さんです。まるごと高専の学生たちには、「社会を変えていってほしい。それが起業家だ」と、期待を込めます。そんな新しい学校の理念に共感し、それまでの自身のキャリアを捨てて、神山へ移住した大人もたくさんいました。その一人が、大手広告代理店を退職し、まるごと高専のスタッフとなった村山ザミット 海優さんです。大阪・関西万博で活躍する夢を振り切って、神山まるごと高専の立ち上げに参加しました。その教育方針について、「5年後の起業だけがゴールではなく、ここが人生の原点だと思える場所にしたい」と熱く語ります。できたばかりで、まだ何の実績もない高専に、リスクを取って進学した学生たちを支え、その多感な5年間に伴走しようとする運営側の思いにも迫りました。
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2025年4月28日










