日経スペシャル ガイアの夜明け

毎週金曜日夜10時
テレビ東京系にて放送中
テレ東BIZにて配信

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2026年4月10日 放送 第1211回

働いて、幸せになる

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日本企業の99.7%を占め、労働人口のおよそ7割、3200万人を抱える中小企業。それは、激動する世界の中で大きな波に飲まれた小さな葉のように揺れ動く存在だ。今回のガイアの夜明けは、ある小さな家電メーカーを舞台に、働く人の心を通して、働くことの意味や、幸せな働き方をみつめる。期待を背負いながら成長と迷いの狭間で揺れる若者。品質の最後の砦として"嫌われ役"を引き受ける中堅の覚悟。そして仕事人生の終盤に差しかかったベテランが抱える「仕事とは何か」という問い。中小企業の現場にあるのは、成功物語だけではない。やりがいと同時に、規模の小ささゆえの不安、代わりのいない重圧、生活の現実がある。日本経済の足元を支える場所で、人はなぜ働き続けるのか。その問いを、一人ひとりの個人の物語から描いていく。

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内容詳細

雑居ビルの「小さな家電メーカー」

東京・上野の雑居ビルに本社を置く、小さな家電メーカー「シリウス」。グッドデザイン賞や「中小企業優秀新技術・新製品賞」優良賞などを獲得し、独自性のある商品づくりで評価されてきた。一方で、ヒット商品が出れば売り上げは伸びるが、出なければ落ち込む。売り上げは常に安定しない。亀井隆平社長は三洋電機の出身。三洋電機が破綻した時、世界で10万人規模の解雇が起きた。その苦渋を経験しているからこそ、「小さな会社を選んでくれた社員一人ひとり」を何より大切にしている。しかし現実は厳しい。資金繰りに苦労し、赤字は4期連続。昨年冬のボーナスは全員25%カットする決断をした。採用の流れも変化している。創業当初は三洋電機の元社員を中心にしてきたが、ここ数年は高卒の採用を増やし、会社の若返りを進めている。社員15人のうち5人が高卒で、若手が現場の重要な戦力になり始めている。

入社4年目で大抜擢の“ハタちゃん”

入社4年目の若手社員・畠澤美玖さん(22)。高校卒業の時には、美容専門学校への進学も考えていたが、高校にリクルートにやってきた亀井社長の人柄に惹かれて入社を決めた。広報・販売促進の仕事を任された畠澤さんは、大阪万博という大舞台の担当に抜擢された。しかし国際イベントの規模に圧倒され、力を出し切れなかった悔しさを抱えている。自分はこれからどう生きていくのか。先輩社員たちとの交流の中で、少しずつ変化する思い。大学に進学し一般企業への就職を控える友人たちとの飲み会でこぼれる本音。その心の軌跡を見つめる。

“嫌われ役”を引き受ける大企業からの転職者

品質管理を担う小堺真吾さん(52)。オーディオメーカー「ONKYO」で品質管理に携わり、現在はシリウスが扱うほとんどの製品の品質管理を一手に担う。故障箇所のチェックから中国工場への厳しい要求まで、最終的な信頼を守るための“嫌われ役”を引き受けている。「どんなに自分が嫌われても、不良品を出さないためにできることは全てやる。お客に責任を負わせてはいけない」という言葉には、プロとしての責任が見える。お客の声がダイレクトに入ってくる中小企業での働き方が、自分のやりがいになっていると語る。口数少ない寡黙な男が製品に向き合う眼差しと、積み上げてきた仕事の矜持は、中小企業でこそ輝くのか。

サラリーマン人生、最後の日

照明機器の会社を定年退職後、5年間シリウスで故障品の修理を担当してきた圓乗正さん(67)。妻に先立たれ、男手ひとつで一人娘を育ててきた。体力の限界で退職を決めた圓乗さんは、サラリーマン人生を振り返る。年の差50歳の若手たちからも慕われる圓乗さんの姿から「働く意味」という根源的な問いを見つめる。

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    2025年4月28日

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