日経スペシャル ガイアの夜明け

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2026年4月17日 放送 第1212回

医師が足りない! 〜地域医療の新たな担い手〜

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医師の数自体は増えている。その一方で、地域医療の医師不足は深刻だ。全国で診療所の閉院や診療科の縮小が相次ぎ、住民にとって「当たり前の医療」が静かに失われつつある。背景にあるのは、都市と地方の医師偏在、若手医師の都市集中、そして働き方改革による労働時間制限など、複雑に絡み合う構造的な問題でもある。いま問われているのは単純な医師の数ではない。医師をどう育てるのか、医療を支える人材をどう広げるのか、地域医療をどう持続させるのか。日本の医療の仕組みそのものが転換期を迎えている。その最前線に立つ教育改革の現場、地域医療を志す若者たち、そして新たな役割を担い始めた医療人材。その取り組みに密着し、未来の日本の医療をどう守っていこうとしているのか取材する。

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内容詳細

医師の卵…“魅力ある実習”で県外流出を防ぐ!

佐賀大学医学部附属病院。高度医療を担うとともに、地域医療を支える医師を送り出す役割も担う県内医療の重要拠点だ。しかし大きな課題に直面していた。6年間の医学部を卒業した後、半数以上の若手医師が研修先として県外を選び、流出してしまっていることだ。その結果、地域医療の担い手が減少していた。この流れを変えようと、佐賀大学が打ち出したのが医療教育改革。研修医になる前の5・6年生を対象に、これまでにない魅力ある実習を行うことで、その先も佐賀大学で学び続けたいと希望する学生を増やそうというのだ。そこで新たに設置したのが「臨床実習コーディネーター」という組織。教育専門の医師5人のチームを率いるのが総合診療医の山下駿医師だ。山下医師が力を入れているのは、5年・6年の学生が実際の患者の診療に関わる「参加型臨床実習」。これまでは多忙な医療の現場に入り「見学」することが中心だった臨床実習。新たに教育専門の医師が間に立って学びを手助けする「参加型」へ転換。診療の現場と教育を手厚くサポートすることで、学生たちにとってより魅力的なものにしようと取り組む。その結果、卒業後に大学に残る学生の数が徐々に増えつつあるという。佐賀大学は教育改革を医師偏在の解消につなげることができるのか。その取り組みに密着する。

都市部に偏在…地域医療の新たな担い手は!?

人口10万人あたりの医師の数が全国で最も多い徳島県が医師不足に苦しんでいる。その理由は都市部への偏在だ。特に高知県との県境の南部エリアはその状況が顕著だ。そうした状況を少しでも改善したいと取り組んでいるのが、NP(ナースプラクティショナー・診療看護師)の谷口宣子さん。NPとは大学院で高度な医学知識と技術を習得し、医師の指示のもとで一定の診療(診断・治療・薬の処方など)を行う高度実践看護師だ。徳島市内の救急病院に勤務する傍ら、車で2時間かかる海南病院へ週に一度おもむき地域医療を支えてきた。去年11月、そんな谷口さんに心強い味方が登場する。徳島では初めてとなる移動診療車(医療MaaS)が導入されることに。医療MaaSは、医療機器と通信環境を搭載した車両で、看護師が必要とされる場所へ訪問し、遠隔の医師と連携して診療・検査を行う「走る診察室」だ。医師が常駐できない地域へ医療を届ける仕組みとして注目を集めている。医師を増やすだけでは追いつかない現実。谷口さんと医療MaaSの取り組みは、医師不足に向き合う地域にとって新たな担い手として可能性を示すことができるのか。

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