定例社長会見2022年4月

石川社長4月定例会見

【リアルタイム配信】
4月11日から4局そろってリアルタイム配信を始め、ちょうど10日経ったところです。
当初技術的な問題もあり遅れましたが、始まってみると、サクサク動くし、映像もきれいで見やすいものになっていたので、
ホッとして「これはいけるな」と思いました。
今後、データを分析したり、お客様の意見を聞いたりして改善すべき点は改善していきます。
我々としては、様々なコンテンツをテレビの受像機以外のスマホやPCなどでも幅広く見ていただきたいという狙いで始めました。
最初のスタートラインに立ったところなので、これからさらに強化していきたいと考えています。

【編成関連】
22年度4月クール第2週終了時(4月4日~4月17日)の個人全体(ALL)視聴率は、GH3.4%(前年比±0p、前々年比-0.6p)で、
PT2.9%(同-0.2p、同-0.7p)、全日が1.3%(同-0.1p、同0.3p)。
4月スタートした『タクシー運転手さん、一番うまい店に連れてって!』は初回ALLで3.2%。
今後定着すれば、伸びるのではないかと期待しています。
渋谷で大々的なキャンペーンを展開した土曜23時からの『SPY×FAMILY』も放送が始まり、初回の視聴率はALLで1.7%でした。
この時間帯のアニメとしては非常に高い滑り出しですが、特筆すべきはタイムシフト視聴率が4.0%を記録。
これはテレビ東京の番組としてタイムシフト視聴率測定開始(2016年10月クール)以来の最高の数字です。
いい滑り出しではないかと思っています。

【プロ野球中継】
ロッテの佐々木朗希投手の完全試合を受け、17日の試合を急きょ放送しました。
テレビ東京とBSテレビ東京の連携がうまくいって記念すべき試合を最初から最後まで中継できました。
佐々木選手が8回まで完全試合を続け、9回どうなるかというところで地上波の放送が終わりましたが、
BSにきちんと引き継げたので、うまくできたと自画自賛しています。

【池上彰の報道特番】
『池上彰の激動!世界情勢スペシャル』の第2弾を24日に生放送します。
「テレ東BIZ」のウクライナ情勢をめぐる解説動画で注目されている報道局の豊島晋作キャスターも今回池上さんの番組に出演します。
ウクライナをめぐるさまざまな状況について日曜日の夕方、ちょっと勉強になる番組をお届けします。

【SDGsウイークエンド】
ゴールデンウイークの後半、5月6、7、8日の3日間を「SDGsウイークエンド」と題しまして、SDGsに関する番組を放送します。
詳しい内容は斎藤総合編成局長から。

(斎藤総合編成局長)
今回は「"伝える"ということを通じて、多様で豊かな社会づくりに貢献したい」という思いから、「週末は、テレ東と一緒にSDGs!」を
キャッチコピーに、地球環境問題、人権尊重など世界が直面する社会課題の解決に努める企業や組織の取り組みについてお伝えします。
5月7日(土)、8日(日)で特番4本を編成します。
5月8日(日)16時の『モヤモヤさまぁ~ずSDGs』では、「SDGs未来都市」に選ばれた神奈川県相模原市で街の皆さんが取り組む
SDGsの活動を探しながらブラブラします。
レギュラー番組では『WBS』で再生可能エネルギーの導入量が多い自治体を取材するほか、8日(日)の『男子ごはん』で
フードロス対策として余りがちな食材で作る料理を紹介します。

【営業関連】
(石川社長)
3月は、タイムが前年比-4.0 %、スポットが同+4.4%、タイム+スポットの合計で同-0.4%。
21年度累計ではタイムが前年比+8.6%、スポットが同+29.6%、合計で同+15.8%。
夏、冬のオリンピックが2つある極めて珍しい年度で、放送収入は順調に推移しました。

【映画関連】
(川崎常務)
映画の興行成績上位に今2作品が入っていますのでご報告します。
まずは3月25日に公開された映画『おそ松さん』は4月19日に動員100万人を超えました。昨日4月20日までの集計で、
動員数101万1,000人、累計興行成績が13億9,300万円と順調に推移しています。まだまだ続きますので、さらなる
伸びを期待しております。
この映画に合わせて4週にわたり放送した特別番組『SnowManが豪邸でシェアハウスしてみた!』は、放送、配信両方で
大変大きな反響をいただきました。
4月8日に公開した『チェリまほ THE MOVIE~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』は、4月20日までの集計で
動員が17万1,000人、累計興行成績2億3,600万円です。日本と同時に台湾でも公開をしていて、週末の興行成績は
米映画に次いで第2位と好調な成績で推移しています。

Q:昨年度の振り返りと今年度の意気込みを
(石川社長)
21年度はある意味チャレンジの年だった気がします。
若手ディレクターによる映像コンテストや、次の収益につなげるためのトライ企画を試すことができました。
また、「テレ東ファン支局」を作り、現在約1万3,000人のファンに集まっていただいてさまざまな活動をしています。
これも若手の意見から生まれた企画で、こうしたアイデアを実現できるチャレンジをできたと思っています。
営業面では、スタートアップ企業の方に出稿していただく努力をするなど新機軸を打ち出し、スポット広告の伸びに
つながりました。
技術面では、報道スタジオでカメラをリモートコントロールすることも始めました。
業績的にも良い結果となりましが、社員のいろんな創意工夫が上手く回転した年でした。
今年度はリアルタイム配信が始まり、テレビ東京のコンテンツをさまざまなメディアを通じて見ていただくという
チャレンジがいよいよ本格的に始まりました。「全コンテンツ全配信」という大きな方針を現実のものとすべく、
積極的にチャレンジしていきます。
アンテナを高く張って情報収集し、小回りをきかせながら、柔軟に経営課題に対応していきたいと思います。

Q:リアルタイム配信、逆手に取った「お詫び広告」も面白く拝見したが、10日たってみて改めての反響や今後の展望は
(石川社長)
掲載した日本経済新聞の広告視認率(1秒以上、広告を見た人の割合)や広告認知率(3秒以上、広告を見た人の割合)は
かなり高い水準だったそうです。
これは社内プロモーションチームのアイデアで、ちょっとやりすぎ感もなかったわけではないのですが、結果的には話題
になったということで、非常に成功した広告だったと評価しています。
リアルタイム配信のデータがこれからどんどん集まってくるので、うまく活用して番組づくりを含めて、いい方向に
つなげていきたいです。

Q:佐々木朗希選手の登板、非常に反響も大きかったかと思うが視聴者の声は。また今後の中継予定などあれば。
(斎藤総合編成局長)
佐々木選手の完全試合は無料のテレビ放送が全くないという状況で、ネット上でも「見たかったのに見られなかった」と
いうプロ野球ファン、ロッテファンの方の意見を多く目にしました。球団と調整に入り、本当に緊急でしたが何とか
日曜日に枠を確保して放送することができました。
地上波では恐らく最後までお伝えできないだろうということで、BSテレ東と一緒に放送しました。
8回までパーフェクトピッチングで非常に驚きましたし、いい試合を中継できたと思っています。今後の中継については、
今のところ未定です。

Q:その一方、CMが多過ぎると話題になっていたが
(斎藤総合編成局長)
視聴者の皆さんからも非常に多くのお声をいただいております。
緊急対応だったので野球中継にあわせた調整が間に合わず、そのような印象を与えた側面もあります。ただ、佐々木投手の
パーフェクトピッチングが続いた場合に備え、なるべく前半にCMを流し、後半ほとんどCMなしでお送りするという工夫も
いたしました。いずれにしても今後の番組制作に生かしていきたいと思っています。

Q:石川社長から佐々木選手に今後のエールを
(石川社長)
体は細いけれども160キロという豪速球を投げますし、「令和の怪物」と呼ばれているようですが、本当に素晴らしい選手が
現れたなと思います。「プロ野球って面白いな」と改めてあの試合を見て感じることができました。
スター選手が生まれるとリーグそのものが活気づきますし、プロスポーツとしての価値も上がると思うので、身体の手入れを
きちんとしてさらにいい記録をつくっていただければと期待しています。

Q:リアルタイム配信の時間帯を今後拡充する予定は。
(石川社長)
まずプライム帯から始めて、ここで成功をおさめた上で広げていきたいと思っていますが、
権利処理や広告の問題などについて協議を続けている状況なので、環境を見ながら広げていくということになります。

Q:俳優で司会者の柳生博さんがお亡くなりになったがコメントなどあれば
(石川社長)
1977年から92年まで『すばらしい味の世界』という番組に出演していただいていました。
渋い演技の方で、我々の局にも多大な貢献をしていただきました。
85歳でお亡くなりになったということですが「本当にありがとうございます。ゆっくりお休みください」とお悔やみの言葉を
申し上げたいと思います。

Q:先日、BPOが「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」についての見解を公表したが、どう受け止めるか
(斎藤総合編成局長)
今回のBPOの見解を尊重いたします。
暴力シーンが単に子どもたちの成長によくないだろうという推測ではなくて、心理学的な検証に基づいていたり科学的な
エビデンスがあるということを丁寧に示されていました。テレビの70年の歴史の中で健全なバラエティーを制作するうえで、
番組制作者はその時々で時代を見る目、センス、経験を常に見直して改善して、実践していかなければならないということを
再認識しました。近年、青少年がさまざまなメディアに接触する機会が増えている環境にあって、より健全で質の高い
番組づくりを今後も心がけてまいりたいと思っております。


【BSテレビ東京 田村社長】
BSからは2つの特番についてお伝えします。
まず4月から『マンデーMLB』と題して、月曜の夜にメジャーリーグの大谷選手が所属するエンゼルス戦を中心に放送していますが、
ゴールデンウイークにはさらに3試合を追加して4試合連続で放送することを決めました。
次に、BSテレ東お得意の「〇〇の日」ですが、次回は4月29日の「昭和の日」にスポットライトを当てます。
夜6時4分からは『武田鉄矢の昭和は輝いていた』の3時間スペシャル。
そして夜9時からは昭和の日の特別企画『武田鉄矢の昭和は輝いていた』と『突撃!隣のスゴイ家』合体スペシャルを放送します。
白洲次郎や武者小路実篤など昭和の偉人たちが生きたスゴイ家に2つの番組のMC、武田鉄矢さん、アンガールズさん、遼河はるひさんが
突撃します。

Q: 昨年度の振り返りと今年度の抱負を
(田村社長)
昨年度の4月改編はゴールデンタイム80%という大規模な改編をしましたが、
視聴率は前年度並みをキープすることができました。
営業面では、コロナ禍にもかかわらずスポットの市況が堅調に推移したのに加え、得意の経済系の番組がいくつか成立するなど大変良い
業績をおさめることができました。今年度につきましては、引き続き独自性、それから話題性を追求して「あんなこともやる、こんな
こともできる局」として、磨きをかけていきたいと思っております。

Q:MLB開幕戦を放送し、大谷選手の特集もあったと思うが反響は
(田村社長)
まだ始まったばかりですが、視聴者の方から大変よい評価をいただいております。
大谷選手がケガなくその雄姿を見せて投打にわたる活躍をぜひ期待しております。

Q:BS3局が開局した影響は
(田村社長)
影響は特にありません。番組を拝見すると、それぞれの局がそれぞれの掲げたコンセプト、特徴を打ち出して放送されていると思います。
BSの視聴者が増えることにつながればと期待しています。

Q:佐々木朗希投手の試合はサブチャンネルで中継したが、メインチャンネルで放送する可能性は
(田村社長)
今回はサブチャンネルでしたが、次回、チャンスがあれば、検討させていただきたいと思います。

<出席者>
テレビ東京 代表取締役社長 石川 一郎
BSテレビ東京 代表取締役社長 田村 明彦
テレビ東京 常務取締役 アニメ・ビジネス本部長 川崎 由紀夫
テレビ東京 常務執行役員 総合編成局長 斎藤 勇

テレビ東京 広報局長 島田 政明
テレビ東京 広報局広報部 小島 秀公