定例社長会見

2021年3月19日

石川社長3月定例会見

【1年間の総括】
この1年、コロナに悩まされる毎日でした。私が社長になった当時は第1波の緊急事態宣言が解除になったものの、第2波、3波が来るのではという厳しい状況でした。このコロナ禍の状況が、私の社長としては「ニューノーマル」という状態です。業績的には決して楽な1年間ではありませんでしたが、通期で見ますと当初予想したほど悪くありませんでした。また、コロナ禍だからこそできたこともありました。番組制作に制約がある中、さまざまな工夫をしてくれました。番組づくりのノウハウが生かせたのではないかと思います。
イベントはリアルでの開催がなかなかできずに一番大きな打撃を受けましたが、「テレ東文化祭」などオンラインイベントを活発にできたと自負しております。
もうひとつの大きな変化は働き方です。テレビ東京は早い段階から在宅勤務を強制的に実施しました。一番厳しい時は目標の20パーセント出社率に近い水準でできました。現状の緊急事態宣言下でも3割程度の出社率を維持しています。今後新型コロナウイルスがなくなったとしても、在宅勤務は続けます。
社内的には中堅・若手を中心にアフターコロナプロジェクトがスタートし、アイデアが出てきています。コロナ禍で苦しい中、社員が頑張ってくれた。そこから出てきたさまざまな動きを生かしてテレビ東京の次につなげていきたい。
新年度については、予算と中期経営計画を策定中です。「全配信時代」というキャッチフレーズを掲げたように、配信と放送番組の循環で新しい流れを作りたい。それを実現するための組織改革および人員配置を準備しています。
いつコロナが収束するか、なかなか読み切れない状況ですので、当面はこの働き方は大きく崩さずBCP体制を続けていきます。

【4月改編】
改編最大のポイントは3月29日から『WBS(ワールドビジネスサテライト)』の放送開始を夜10時に1時間、前倒しします。それに伴いBSテレビ東京の『日経ニュースプラス9』は夜9時に変更します。地上波とBSで9時から11時までニュースを流す時間帯として、日本経済新聞社とも協力し多層的なニュースを報道していきます。
放送では3月29日からリモートカメラの運用を開始します。従来は4台のカメラを3人のカメラマンで操作していましたがまずは2人で、将来的には1人で操作する想定です。またWBSでマスクを着けた際に視聴者の皆様から、マスクをつけると見にくい、分かりにくいとのご指摘を受け、3月29日から字幕をつけて放送します。
『WBS』が夜10時台に移り、夜11時台も変わります。月曜は「ドラマプレミア23」で第1弾は中村倫也さん主演のドラマ『珈琲いかがでしょう』。火曜はビートたけしさんと国分太一さんの『レベチな人、見つけた』。水曜は配信でも非常に人気を集めた『あちこちオードリー~春日の店、あいてますよ?~』。木曜は『カンブリア宮殿』。『ガイアの夜明け』は金曜日に移し『WBS』前に放送します。
そして、アニメを更にパワーアップさせ、『新幹線変形ロボ シンカリオンZ』(金・19:25~)を始めます。金曜は夕方5時55分から4番組連続でアニメです。ぜひ家族で楽しんでいただき「アニメのテレビ東京」としての地位を固めたいと思います。
土曜日にはドラマ枠「サタドラ」を設けます。

【編成関連】
1月クール第10週終了時(1月4日~3月14日)の世帯視聴率はGH6.8%(前年比+0.8p)、PT6.2%(同+0.6p)、全日は2.9%(同+0.1p)とレギュラーが好調を維持しています。『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ』(世帯Av.10%、前年同期比+1.8p)、『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(世帯Av.9.8%、同+1.3 )、『出没!アド街ック天国』(世帯Av.8.8%、同+1.6p)。レギュラー番組の好調が全体を牽引しています。

【営業関連】
1月は、タイムが前年比-10.9%。スポットが同+2.8%。全体としては前年を少々下回る水準に収まりました。2月以降もスポットは底堅い動きです。

【事業関連】
(川崎アニメ・ライツ本部長)
池袋をバーチャル化するプロジェクト第一弾「池袋ミラーワールドEXPO」を始動させました。すべて無料ですので、ぜひ一度経験してみてください。
「大塚変革祭」(3月27日・土)は大塚について田村淳さんをはじめとした人間で語り合います。「むすぶんこ」(3月28日・日)は「バーチャルジュンク堂」で、集まっていただく皆さんに企画を出してもらい、ゼロから作品を作り出します。「イケボライブ」(3月28日・日)では池袋の「ミクサライブ」のバーチャル版、「バーチャルミクサ」を仮想空間の中に作り、そこに入ると実際に椅子に座れ、演目を見られます。チャットで双方向のやりとりも可能です。
「田村淳の池袋ミラーワールド完全始動」(3月29日・月)ではバーチャル内でバスを走らせ、田村さんをはじめ弊社の相内優香アナウンサーが語り合います。例えばサンシャインシティの噴水広場や西武百貨店など参画企業をまわりながら楽しむというものです。
今後テストを重ねながら、ゆくゆくは365日通常の街と同じように稼働させていければいいと思います。

【映画関連】
(川崎アニメ・ライツ本部長)
公開中の映画「花束みたいな恋をした」が3月15日に興収30億円を突破しました。俳優さんをはじめ口コミで広がり、今も非常に順調です。そして「映画バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~」は4月9日公開です。テレビ、映画、舞台で毎日見ていただいている方々が勢ぞろいです。

Q:退社する佐久間プロデューサーとの今後の関わりは。
A:(石川社長)
本人の意志が固く残念ですが退社された後も『ゴッドタン』や『あちこちオードリー』などについては佐久間さんの力を借りて、関係を続けていきます。「アルムナイ」という言葉があります。卒業生とか同窓会という意味ですが、そういう形でテレビ東京との関係は維持しつつ、さらに一段と大きな良い仕事をされることを期待しております。

Q:秋元アナウンサーの退社が一部で報じられていますが。
A:(石川社長)
秋元さんにはニュース・報道のアナウンサーとして貢献していただいたと感謝しています。残念ですが、次の人生を生かしていただきたい。「アルムナイ」という形で関係を維持できればいいと思います。

【BSテレビ東京 田村社長】
取材や収録、編集が非常に制限を受け、編成的にも営業的にも大変苦労した1年でした。一方、コロナ禍で学んだBCPの点検や、働き方の見直しなどは今後に生かさないといけないと思います。4月の改編はBSテレビ東京の強み、得意とするコンテンツで攻め、視聴者のライフスタイルの変化に対応しています。『日経ニュースプラス9』ではキャスターの山川、榎戸、坂本の3人に加えましてサッカー元日本代表監督の岡田武史さん、元大リーガーの上原浩治さん、トラウデン直美さん、池上彰さんにもコーナー企画に出演いただきます。夜10時台には3つの新番組をスタートさせます。水曜は『都会を出て暮らそうよ』中村雅俊さんをMCにテーマは地方創生です。木曜は『マネーのまなび』。昨年特番を放送して非常に好評でレギュラー化しました。日曜『グロースの翼』。全国にある会社350万社の99.7%を占める中小企業を応援する番組です。土曜24時の4月クールは泉里香さん主演『高嶺のハナさん』。BS民放では唯一の自社制作レギュラードラマです。

Q:大幅な4月改編の狙いとベルト歌謡番組編成に際し、『演歌の花道』などの反響について。
A:田村社長
『BS演歌の花道』(火・19:00~)は、視聴率も順調に上がっています。ライフスタイルが少し変化しているので、得意の歌番組を編成してその後に続く番組の視聴率を高めたいと考え『BS歌謡アワー』(月~金 17:58~)をベルトで編成します。

<出席者>
テレビ東京 代表取締役社長 石川 一郎
BSテレビ東京 代表取締役社長 田村 明彦
テレビ東京 取締役 アニメ・ライツ本部長 川崎 由紀夫
テレビ東京 執行役員 総合編成局長 髙野 学

テレビ東京 広報局長 堀 靖彦
テレビ東京 広報局部長 湯本 尚

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