おそらく昭和40年代の初め、児玉がヨーロッパに行き始めた当初のヴェニスの風景だと思われる。非常に良い所はまず構図の取り方。運河と建物と空で画面を三等分し、安定感のあるかちっとした構図の捉え方で非常にセンスを感じさせる。絵具を塗り重ねていくマチエールが非常にリズミカルで、そのため非常に絵が活き活きとしている。そしてなんといっても全体に色が淡いトーンでバランスを取っている点。児玉の当時を代表する作品と言ってよい。
※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。
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