開運!なんでも鑑定団

2016年11月8日放送

青木繁の水彩画

青木繁の水彩画
鑑定依頼人 濱井洋さん
鑑定士 山村浩一
ジャンル 西洋画・彫刻
本人評価額 ¥ 2,500,000
エピソード 商業店舗の扉や窓に用いる建材を専門に扱う会社の社長。これまで5000店舗以上手がけてきたが、入口は店にとっての顔なので、繁盛するとほんの少しでも役に立てたかなと嬉しくなる。お宝は、絵画収集が趣味だった父が遺した物。父は大手製紙会社の重役を務め、小遣いのほとんどを絵に注ぎ込み、家中に飾っていた。洋さんが幼い頃、子供部屋に飾られていたが、当時は「地味で暗い絵だな」としか思っていなかった。父亡き後、何となく形見として受け継いだが、以来60年近くずっと仕舞いっ放し。最近、掃除の際に出てきたので調べてみると、有名な画家の絵だと分かり、ひょっとしたら価値があるかも知れないと期待するようになった。
OPEN THE PRICE

鑑定士総評

真筆に間違いない。「柿むき」というタイトルで1910年作。青木が亡くなる前の僅か1年以内に描かれた作品で、史料的価値が極めて高い作品。当時青木は九州を放浪しており、このような絵を描いては売って生計を立てていた。画壇からも見放され、家族とも離れ離れになり、病を患って自暴自棄になり、最期の時が近づいている時期。依頼品も一見暗くて地味に見えるが、よく見るとしっかりとした情景描写がなされている。家族が総出で身を寄せ合いながら柿むきをしている様が描かれているが、かなり速い筆致で動きや特徴をきちっと描写しており、臨場感や空気感が生々しく伝わってくる。裏には「青木繁作たるを証明す/坂本繁二郎」と記されており、近代洋画界の巨匠の一人である坂本の極め書きがあるのも貴重。

※当番組の鑑定結果は独自の見解に基づいたものです。 ※サイトのデータは、2010年1月放送回からのものです。

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