
東京で行われたオバマ大統領の演説を聞いてきました。
演説のスタートは朝10時からでしたが集合は8時。
会場の前で並んでいると冷たい雨が降り出しました。
日米関係の軋みを象徴しているような複雑な気持ちになりました。
オバマ大統領の演説、日ごろニュース映像で見ていると
とにかく聴衆が盛り上がっている印象がありますが
今回の演説ではそのような様子ではありませんでした。
演説の冒頭、大統領は子供のころ鎌倉を訪れたことがあることを語りました。
鎌倉の大仏を見たけれども、子供だった大統領の関心は抹茶アイスのことばかりだった。
今回の訪日でも夕食会で抹茶アイスが出てきて嬉しかったという内容です。
まずは場の雰囲気を和ますための軽い話題なのですが、
私も含め聴衆の多くは同時通訳を聞いているのでリアクションが一歩遅く、
反応は今ひとつでした。
演説の本題はほぼ予想通り。
一点意外だったのはオバマ大統領自身、生まれがアジア。アメリカ史上初の
アジア生まれの大統領を何度も強調していた点でしょうか。
アメリカは今後もアジア地域に関わりを持ち続ける。
日本にアメリカ軍の制服を着た軍人が駐留し、アジアの安全を
守っていることに誇りを持っていると話は続いていきます。
核のない世界についてももちろんしっかりと語っていました。
本来は拍手が沸く想定なのかもしれませんが、会場は比較的静か。
普天間の問題などが当然、頭をよぎり拍手ができなかったという空気です。
政治家は演説をしながら、聴衆の反応を肌で感じるといいます。
日本の民主党政権の一貫性の無さなどが指摘されていますが、
オバマ大統領は政治家以外の日本人の反応を
厳しく受け止めたのではないかと感じました。
鳩山総理は会談が終わった後にも、普天間問題に関して日米合意が前提ではないことを
強調しています。トップ会談でも解決の糸口は見つけられなかったわけです。
来年は日米安保50年です。プレッシャーだけでは日本が前向きな空気にはならないという現実を大統領はどう受け止め、行動していくことになるのか。
両国にとって難しい状況が続いています。











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