無観客試合 新名称は「リモートマッチ」スポーツの存在価値の認識へ

サッカー

2020.6.16

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川渕三郎 写真:アフロスポーツ

 Jリーグは6月15日(月)、新型コロナウィルス感染拡大の影響で2月下旬から中断していた公式戦の再開後の日程を発表。J1は第2節からのリスタート。最初の2節は無観客で実施し、7月11日(土)以降、入場者数を限定しながら段階的に観客を入れての開催となる。

 過去に制裁措置として行われてきた経緯から、「無観客試合」はネガティブな印象を与えるとして別の呼称が検討されていたが、今回、JリーグをはじめバスケットボールのBリーグやバレーボールのVリーグなどを束ねる日本トップリーグ連携機構が新たな名称を発表。

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「リモートマッチ」に決まった。新型コロナウィルス感染症の流行で活動が止まってしまったスポーツ界が「リモート」の形ながらも再び動き出す。この現状に、Jリーグ初代チェアマンも務めたトップリーグ機構の川渕三郎会長は、「スポーツの存在価値が一番問われている」と指摘する。

「仮にリモートでも日常にスポーツが戻ってきたと、生活の中でのスポーツの在り方を、かつてないほど多くの人に体感してもらえるのではないか。マイナスの環境だが、スポーツの価値を皆さんに認めてもらえる、きっかけになるに違いないと確信している」と語った。

 なお、Jリーグは予定試合すべての実施を目指しており、シーズン末にはJリーグアウォーズもの表彰も実施する意向だ。

ただし、新型コロナウィルス感染対策としての予算が必要になるとして、チームおよび個人への表彰などに用意されていた総額8億円の賞金を、今季は50%カットする方針を示した。これにより確保できる約4億円をクラブの財政支援など補填に充てたいとしており、正式には今月のJリーグ理事会で決定される。

 再開日程発表で、2020シーズンが大きく動き出そうとしている。さまざまな手立てを講じながら、Jリーグはシーズン完走を目指す。


取材・文:木ノ原句望