【Jリーグ】再開後の日程を発表!J1は8月に最初のヤマ場

サッカー

2020.6.16

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2020 J1リーグ 開幕戦 横浜F・マリノスサポーター 写真:アフロ

 Jリーグは6月15日(月)、新型コロナウィルス感染拡大の影響で2月下旬から中断していた公式戦の再開後の日程を発表。再編された日程は連戦続出のハードなものとなった。

 約4カ月の中断を経て、JリーグはJ2とJ3が6月27日(土)から、J1は7月4日(土)から再開する。J3はこれが開幕だ。

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J1は第2節からのリスタートで、政府の指針に沿って編成され、移動による感染リスクを避けるために7月中は近隣エリアのクラブ同士の対戦が中心。最初の2節は無観客で実施し、7月11日(土)以降、入場者数を限定しながら段階的に観客を入れての開催となる。8月1日(土)からは対戦カードに地域的な制限がなくなり、アウェイ席も販売される予定だ。

最終節の12月19日(土)まで25週で全33節を行い、そのうち水曜日など週中に試合がるのはリーグ戦だけで9週に及び、J1の金曜夜の開催はなくなった。

再開初戦から、いきなり3連戦だ。初戦では、Jリーグ前年覇者の横浜F・マリノスはアウェイで浦和レッズと対戦。ガンバ大阪対セレッソ大阪や、清水エスパルス対名古屋グランパス、大分トリニータ対サガン鳥栖という、大阪、東海、九州ダービーも組まれた。

アンドレス・イニエスタ選手を擁するヴィッセル神戸は、アウェイ乗り込んでサンフレッチェ広島と顔を合わせる。53歳の三浦カズ選手を擁する横浜FCは、ホームにコンサドーレ札幌を迎える。札幌は、関東勢との3連戦を含めて再開後4試合連続でアウェイ戦となり、7月22日(水)からホームに戻る。

8月に入ると長距離の移動が増える上に、ルヴァンカップのグループステージ残り2試合が5日(水)と12日(水)に加わる。そのため、8月1日(土)から23日(日)までは、ほとんどのクラブが7連戦という、夏場の暑い時期にかなりハードなスケジュールが待っている。

9月以降は、ルヴァンカップの準々決勝が9月2日(水)、準決勝が10月7日(水)、決勝11月7日(土)が予定されており、この大会の勝ち進み次第でクラブによって日程の厳しさが変わってくる。


問われるフィジカル、調整力

通常のシーズンであれば日本代表戦の活動期間中にリーグ戦は行わないが、今季は4カ月の中断があり、残された時間で全試合開催を目指すリーグの日程の都合で並行開催になる。そのため、代表選手を送り出すクラブにとっては、戦力面でも厳しい状況に直面することになりそうだ。ちなみに、延期されている2022年ワールドカップ・アジア2次予選は、10月と11月に開催されると、アジアサッカー連盟(AFC)から先日発表されている。

また、AFCでは中断しているAFCチャンピオンズリーグの残り99試合の12月上旬までの実施を模索しており、今後これが組み込まれることになれば、出場している横浜F・マリノス、ヴィッセル神戸、FC東京は、相当厳しい日程での戦いを強いられることになる。

連戦が続くため、どのチームも総力戦が前提で、戦い抜けるフィジカルの強さも必要になる。特に日程が詰まっているため、一度調子を崩してしまうと、立て直しの時間的猶予はほとんどない。これまで以上にチームの修正力や調整力が問われることになり、若手の台頭を含めたベンチの層の厚さが結果を左右しそうだ。過密日程を考慮して、今季に限り交代枠が5人に拡大されており、うまく活用したい。

交代枠同様に今季の特別ルールとして、ディヴィジョン間の昇格はありだが、降格はない。通常通りにリーグ開催できないことで生じる歪みや、公平性を保てないことへの配慮としての措置として導入された。


取材・文:木ノ原句望