森保ジャパン「今後の成長につながる」オランダ遠征で五輪年代も招集へ

サッカー

2020.9.16

aflo_123603337.jpg
サッカー 日本代表 森保一監督 写真:JFA/アフロ

 日本代表の森保一監督は、今年初めての活動となる10月のオランダ遠征に五輪年代の選手を交えた海外組主体の編成で臨み、「チームコンセプトの意思疎通や選手のコンディションを把握する機会にしたい」と語り、チームの底上げを図る意向だ。日本代表は9日にカメルーン、13日にコートジボワールと対戦する予定だ。

 新型コロナウィルス感染流行を受けて、あらゆるスポーツが活動休止となり、FIFAワールドカップ予選など今年3月以降の代表戦もすべて延期され、日本代表も活動休止を余儀なくされてきた。今回のオランダ遠征は今年に入ってようやく得た活動機会となる。

セルジオ越後 海外組で臨む日本代表戦に警鐘「中心は海外組」というニュアンスを残すな

 しかし、感染流行による制約は依然として多く、メンバー編成はその最たるものだ。通常であれば代表戦の期間中は中断となるJリーグが日程の都合で開催中。海外からの入国制限のため、帰国後には自主隔離を求められており、Jリーグでプレーする選手も遠征に行けば、所属チームを長期間離れることになる。

 9月15日にオンラインで取材に応じた森保監督は、「国内組はシーズン真っ只中。海外に行ったらチームを空ける期間が1か月ぐらいという長さになる。そこは考慮しなければいけない。海外組だけのパターンを考えて最終選考したい」と説明。チーム合流前にPCR検査などの準備も必要になるため、メンバー発表も早めに行いたいと述べた。

五輪代表も感染拡大の影響で、今年7月に予定されていた東京オリンピックが延期され、活動は止まったままだ。本来ならば、東京での大会を経て、日本代表へ選手を引き上げて日本代表の一層の強化へつなげる構想を抱いていた森保監督にとっては、軌道修正を迫られた格好になる。

そこで、貴重な機会である今回の遠征には通常23人のところを25~30人弱という多めの編成で臨み、若手を加えること全体の底上げを図ろうとしている。

森保監督は「A代表に将来的につながっていくような招集をしたい。A代表というレベルの高い選手の中に入って活動するだけで学びがある。一緒に練習して同じ釜の飯を食べるという時間を過ごすことで良い刺激となって、今後の成長につながる」と言う。


取材・文:木ノ原句望