森保監督 メキシコは「最高の相手」強豪との対戦でレベルアップへ

サッカー日本代表が11月9日から実施するオーストリア遠征に参加するメンバーが発表された。先月続いて欧州組のみの編成で、MF久保建英選手(ビジャレアル)やMF南野拓実選手(リバプール)らに加えて、今回はFW浅野拓磨選手(パルチザン・ベオグラード)、MF橋本拳人選手(ロストフ)も招集された。
今回対戦するメキシコはFIFAランク11位。27位の日本より上位のチームだ。ワールドカップには2018年大会まで7大会連続、通算16回の出場を数え、ここ7大会は全て決勝トーナメントへ進出している強豪だ。10月の親善試合ではグアテマラ、オランダに連勝し、アルジェリアと引き分けた。
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一方のパナマはFIFAランク77位ながらも、2018年ワールドカップ予選で著しい台頭を見せ、アメリカやホンジュラスを抑えて初出場を決めた。今年10月の親善試合ではコスタリカと2連戦を行い、2連勝している。侮れないチームだ。
森保監督は、「パナマ、メキシコという強豪との対戦で、いいレベルアップにつながる」と話し、来年3月に再開が見込まれている2022年ワールドカップアジア2次予選へ向けて、今年最後の代表活動でチームの積み上げを図る。
特に、メキシコについては自分たちの力を試し、現在地をチェックすることができる「最高の相手」とコメント。「難しい試合になるが、2試合とも勝利を目指したい」と語った。
日本代表は、約1年ぶりの活動となった10月の遠征でカメルーンに0-0、コートジボワールには1-0で勝利。第2戦では、交代出場したDF植田直通選手(セルクル・ブルージュ)が終了間際のFKに合わせて得点した。2戦を通じて守備では一定の成果を示せたものの、攻撃の質には課題が残った。
日本代表の指揮官は、「10月は流れの中での得点がなかった。より流れでチャンスを作って得点を挙げることをやりたい」と言及。速攻と遅攻の使い分けでのレベルアップやプレー精度の向上などを図りたいと語った。
健康と安全を最優先に
現在、欧州では新型コロナウィルス感染が再び拡大傾向にあり、都市封鎖(ロックダウン)による感染防止対策が取られている。オーストリアも例外ではなく、今月3日から都市封鎖が始まった。
しかし、日本サッカー協会の反町康治技術委員長は、欧州ネーションズリーグなどサッカーの試合開催が継続されていることを指摘。今回の合宿と試合を行うグラーツ市からは、感染予防対策を講じることを条件に実施許可を得たと話した。
反町委員長は、先月のオランダ遠征と同様に、チーム周りの感染防止を徹底するとしている。日本から現地へ向かうチームスタッフは全員スマートアンプ法による感染検査を受け、陰性を確認の上で出国。現地で滞在するチームホテルは市街地から離れた場所にあり、外部との接触は限られ、練習場とは1.5キロほどの距離とアクセスも良い。チームドクターが帯同し、検温や体調管理も万全の態勢で臨むとした。
反町委員長は、「欧州でネーションズリーグや親善試合は中止になっていない。オーストリアを含めて欧州はサッカーをビジネスと捉えて許可していただいている。我々は健康と安全を最優先にした中で活動していきたい」と説明した。
日本代表チームは11月9日から現地で練習を開始。日本時間13日にパナマ代表、18日(現地時間17日夜)にメキシコ代表とグラーツで対戦する。いずれも無観客で開催される。
取材・文:木ノ原句望
オーストリア遠征 日本代表メンバー
GK
川島永嗣(RCストラスブール/フランス)
権田修一(ポルティモネンセSC/ポルトガル)
シュミット・ダニエル(シントトロイデンVV/ベルギー)
DF
長友佑都(オリンピック・マルセイユ/フランス)
吉田麻也(サンプドリア/イタリア)
酒井宏樹(オリンピック・マルセイユ/フランス)
室屋成(ハノーファー96/ドイツ)
植田直通(セルクル・ブルージュKSV/ベルギー)
板倉滉(FCフローニンゲン/オランダ)
冨安健洋(ボローニャFC/イタリア)
菅原由勢(AZアルクマール/オランダ)
MF
原口元気(ハノーファー96/ドイツ)
柴崎岳(CDレガネス/スペイン)
遠藤航(VfBシュツットガルト/ドイツ)
伊東純也(KRCヘンク/ベルギー)
橋本拳人(FCロストフ/ロシア)
南野拓実(リバプールFC/イングランド)
鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)
中山雄太(PECズヴォレ/オランダ)
三好康児(ロイヤル・アントワープFC/ベルギー)
堂安律(アルミニア・ビーレフェルト/ドイツ)
久保建英(ビジャレアルCF/スペイン)
FW
鈴木武蔵(KベールスホットAC/ベルギー)
浅野拓磨(FKパルチザン・ベオグラード/セルビア)