日本代表 銅メダルマッチへの切り替え 吉田「最後は気持ちの問題。メダリストで終りたい」【五輪サッカー】

サッカー

2021.8.5

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延長戦の末に敗れた日本代表 Photo by Clive Brunskill/Getty Images

 東京オリンピックで日本サッカー初の金メダル獲得を目指したU-24日本代表は8月3日、男子サッカー準決勝で優勝候補のスペインと対戦し、延長後半に失点を喫して0-1で敗れた。

 試合終了直後、茫然とした表情を見せていた久保選手は、「出すことは全部やって負けた。涙も出てこない」と話し、スペインについて「うまかったし、強かった。自分たちもしっかりプランを練って挑んだつもりだったが、あと一歩及ばなかった」と肩を落とした。

 U-24日本代表の森保一監督は、「耐える時間が長かったが、選手たちが粘り強く戦いながら、攻撃のチャンス、得点のチャンスをうかがって、よく戦ってくれた」と話した。

日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、「スペインが一枚上手だったということを認めなければならない。スペインは2010年ワールドカップで優勝するまで、ヨーロッパの中で何度も悔しい経験を積み重ねてきて今がある。これから日本が世界のトップと伍して戦い、その壁を乗り越えていくために、今日の試合は必ず意味のあるものになるはずだ」と、今後へ期待を示した。

 日本が今大会の最後に挑むのは8月6日に埼玉スタジアムで行われる3位決定戦だ。2012年ロンドン大会以来の舞台で、1968年メキシコ大会以来となる銅メダル獲得がかかる。

 対戦相手は日本が今大会のグループステージ第2戦でも顔を合わせたメキシコだ。過去の五輪では2012年大会準決勝で対戦して日本が1-3で敗れたが、1968年大会では2-0で勝利して日本が銅メダルを手にした。

今大会のメキシコはグループステージ初戦でフランスに4-1で勝利して、第2戦で日本に1-2と敗れたが、南アフリカに3-0で勝ってグループを2位で突破。準々決勝で韓国を6-3で下し、準決勝でブラジルに延長0-0の末にPK戦で1-4と敗れた。

 銅メダルマッチでのメキシコとの再戦で日本が勝利を手にするには、2戦連続での延長戦後のリカバリーはもちろん、大きく気落ちしたスペイン戦からの選手とチームの気持ちの切り替えが鍵になる。

 森保監督は、試合後気落ちする選手たちに「ここで切ってしまったら次はない。我々がメダルを獲るために、もう1回反発力を発揮していこう」と声をかけたことを明かした。

 2012年大会にOAとして出場し、最後に韓国に敗れてメダル獲得を逃した悔しさを知る吉田選手は、「ここまで来たら最後は気持ちの問題。メダルを獲りたいという気持ちが強い方が勝つ」と指摘。「いいリカバリーをして、メダリストで終わりたい」と言い切った。

 メダル獲得へ、日本の強さが試される試合になりそうだ。


文:木ノ原句望