C大阪 小菊新監督 チーム建て直しへ「守備でハードワークしない選手は使わない」

サッカー

2021.8.28

GettyImages-1234859931.jpg
セレッソ大阪 清武弘嗣 Photo by Kaz Photography/Getty Images

 J1のセレッソ大阪の小菊昭雄新監督が8月27日、自身の初陣となるガンバ大阪とのリーグ戦を翌日に控えてオンライン取材に応じ、「守備でハードワークしないものは使わない」などと話し、12位に低迷するチームの建て直しへ向けて考え方を示した。

 8年ぶり?に復帰したレビー・クルピ監督の下で今季をスタートさせたセレッソだったが、リーグ戦の成績はここまで7勝9分9敗で12位と低迷。

4月18日の浦和戦勝利以降は11戦連続未勝利で、8月21日の横浜FC戦でようやく白星を手にして、そのまま上向くかと思ったのも束の間、次の25日の湘南戦には1-5で大敗。その翌日にはクルピ監督が契約解除となり、小菊コーチが昇格で後任に決まった。

 今年46歳の新監督は、これまでセレッソ一筋に歩いてきた。

1998年に就いたU-15コーチを手始めにU-12やU-13など育成年代を指導し、スカウト担当も経験。2006年からトップチームのアシスタントコーチに就くと、今日まで多くの監督の下でコーチを務めてきた。

小菊監督は、「様々な素晴らしい監督の下でたくさんの貴重な経験をした。それをどこかでチームに還元したいという思いを持っていた。クラブが困難な時ほど立ち向かっていかないといけない。もうやるしかない」と引き受けたという。

指揮官としては8月26日から始動した。チームは今季リーグ戦25試合で得点34に対して失点が35。無失点試合6試合にとどまっている。

小菊新監督は「セレッソと言えば攻撃的なサッカーが信条だが、守備でハードワークしない選手は使わない」とキッパリ。「守備をしっかりやってこその攻撃。攻撃に長けた選手が守備を頑張るからこそ、チームが引き締まる」と話し、守備の姿勢からチームの建て直しを進める意向を示した。

小菊監督は、「毎日のトレーニングをピリッとした雰囲気でやっていきたい。1回1回の球際、攻守の切り替えにこだわってやってほしい」と、練習から高い強度で臨むことを選手に求めている。

「セレッソらしく、はつらつと攻撃的で、かつ粘り強く。チームのために走り、戦う。そういうところを大事にしていきたい」と新指揮官は言う。

 初陣は28日のガンバ大阪。しかも、リーグ戦に続いて9月1日と5日にはルヴァンカップ準々決勝第1戦、第2戦が控える大阪ダービー3連戦だ。

 12位のセレッソに対してガンバは現在13位。今シーズン5月のホームでの対戦では1-1で引き分けている。

小菊監督は、ガンバについて「育成の時から一番負けたくない相手として常に意識してきた」と存在だと明かし、「初陣でしかも3連戦。深い縁を感じるが、スタートを切るには最高の相手。ワクワクしている」と話している。

 ガンバとの連戦に続いて、9月8日と11日には札幌とのリーグ戦2連戦があり、15日にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16で韓国の浦項スティーラーズと対戦する。一発勝負の対戦だが、グループステージを首位で突破したセレッソはホームで戦うことができる。

 「チームには、リーグで苦しい状況にあるが、ACL、天皇杯、ルヴァンの3つのタイトルを獲りにいくと強調した」と小菊監督。「リーグ戦も一試合一試合を大切に、少しでも上位に行くサッカーをしないといけない」と語っている。