W杯最終予選 森保一監督「結果がすべて。自分たちがやるべきことをやる」前半戦のカギとなる10月の上位対決へ

サッカー

2021.9.12

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 サッカーの2022年ワールドカップ・カタール大会の出場権をかけたアジア最終予選が行われ、ドーハで開催された第2戦で日本代表は中国代表に1-0で勝って今予選の初勝利を手にした。

 2戦目でようやく勝点3を手にした日本だが、最終予選では12チームが2組に分かれて戦い、各組上位2チームが本大会出場権を得る。

3位になると、もう一組の3位とプレーオフを戦い、その勝者が最後の1枠を懸けて大陸間プレーオフに臨まなければならない。

 日本が戦うB組ではオーストラリアが勝点6で首位に立ち、得失点差で2位のサウジアラビアがこれを追う。

日本に初戦で勝ったオマーンはホームに戻っての2戦目でサウジアラビアに0-1で敗れて勝点3のまま、日本と同率で並ぶ。だが、複数のチームが勝点で並んだ場合はアウェイゴールがカウントされる。

大阪での対戦を1-0で勝ったオマーンが3位、日本が4位と並び、2連敗のベトナムと中国が得失点差でそれぞれ5位、6位に位置している。

7大会連続での本大会出場を目指す日本はどこかでトップ2に食い込まなくてはならないが、そのチャンスが早くも来月訪れる。

日本は10月7日にアウェイのジェッダでサウジアラビアと対戦し、12日にホーム(埼玉)でオーストラリアと戦う。そこで結果を出すために必要なこととはなにか。

 吉田麻也選手は、「自チームで試合に出ること」と言う。代表戦の疲労を理由に所属チームに再合流後にベンチに置かれる可能性に触れて、「それでも練習からパフォーマンスを出してチャンスを掴んで、一人ひとりがいいコンディションで10月を迎えることが大事」と指摘。

さらに、代表戦で誰が出場しても「いいパフォーマンスを出すことが何よりも大事」と話して、チームとして高いレベルを維持する重要性を説いた。

 33歳の日本代表キャプテンは、「激しい競争の中で選手たちは成長できる。それは自分のチームでも代表チームでも同じ。まずはそこが一番」と語り大迫勇也選手も「しっかり神戸で結果を出さないと代表には呼ばれない。そこは危機感を持って自分のプレーを出していきたい」と話している。

柴崎岳選手は、10月に控えるサウジアラビア、オーストラリアとの対戦について、「最終予選のターニングポイントになると思う」と話して、各選手の準備について触れた。

「チームでも10月は大事になると話していた。それを個人が非常に重く受けて準備しなければならい。中国戦の準備の部分からをスタンダードにして、もっとより良くしていかなければいけない」と語った。

 森保一監督は、中国戦後は日本に戻らずに欧州視察を続けて選手の状態を確認し、その足でサウジアラビアに入る予定だ。初戦では選手の調整に狂いが生じたが、同じ轍は踏まない。

「オマーン戦のように、自分たちがやろうとすることと、実際のプレーで表現する部分でギャップが出ないように、しっかりと意思統一してチームとしていい距離感で連携連動できるように準備しなければいけない」と指揮官は言う。

「結果がすべて。結果を出すためには、プロセスにこだわった上で自分たちがやるべきことをやる。そうすれば勝つ確率が上がる。しっかり準備していきたい」と語る。

 アウェイで始まる10月の2連戦は欧州組にとってはメリットがあると、吉田選手は見ている。欧州とサウジアラビアとの時差が小さく、移動距離は日本より短い。

さらに今回の活動から次回の集合まであまり時間が空かないため、「(プレーの)すり合わせにそんなに時間がかからない」という認識を示した。

サウジアラビアとオーストラリアとの対戦について、吉田選手は、「この2つのチームを叩ければ日本が勝点9。同率で首位に並べる可能性が出てくる。こんなに早く取り戻せるチャンスが目の前にくる。モチベーションを高くしてやらなくてはいけない。10月シリーズは前半戦のカギになる」

日本がスタートラインに立った。


取材・文:木ノ原句望