大谷翔平 怪物新人ミジオロウスキーから先制本塁打もドジャース今季初の5連敗

大谷翔平 PHOTO:Getty Images
<2025年7月8日(日本時間9日)MLB ミルウォーキー・ブリュワーズ 対 ロサンゼルス・ドジャース@アメリカンファミリー・フィールド>
ドジャース・大谷翔平選手(31)は8日(日本時間9日)、敵地でのブルワーズ戦に「1番・DH」で出場し、31号ソロホームランを放った。
MLB注目の怪物対決で大谷がいきなり本塁打を放った。
1回、ブルワーズの先発右腕ミジオロウスキーに0-2と追い込まれながら88.2マイル(約141.9キロ)のカーブを捉え31歳初の31号ソロホームラン。飛距離431フィート(約131.3メートル)は今季2番目の長距離弾で23歳の怪物新人をまずは撃破した。
大谷の先頭打者本塁打は今季9本目、キャリア21本目、球宴前の31号は19年のベリンジャー(30本)を上回り球団新記録。この本塁打で5年連続のシーズン100安打も記録した。
2打席目は3回無死二塁でミジオロウスキーがお返しとばかりに89.3マイル(約143.6キロ)のカーブで空振り三振。大谷は走者を進めることさえできなかった。
3打席目は四球。怪物対決は全18球、2打数1安打1本塁打1三振1四球で痛み分けとなった。
ミジオロウスキーは22年のドラフト2巡目指名でブルワーズに入団。2メートル1センチの長身から今季の最速は102.4マイル(約164.8キロ)、スライダーは96マイル(約154.4キロ)を計測し、カーブも90マイル(約144.8キロ)を上回る。
先発デビューから記録した11イニング連続無安打は1900年以降では史上初の快挙。この日の最速は大谷の第2打席3球目の101.6マイル(163.4キロ)。6回を投げキャリア最多の12三振を奪い、許した失点は大谷に打たれたソロ本塁打だけ。91球中100マイル越えは21球にも及んだ。
ドジャースが相手先発投手に12三振を喫したのは23年6月21日のエンゼルス戦以来。その時の投手は大谷翔平だった。
チームは1対3で敗れ今季初の5連敗を喫した。
試合前、ロバーツ監督は大谷の次回登板について「次回登板予定はまだ決まっていない。オールスター前に投げる予定ではある」とコメントした。
大谷翔平 一問一答
―― ミジオロウスキーとの初対戦は
どの球種も素晴らしくアグレッシブで、何よりも制球が良かったんじゃないかなと。欲を言えば次の打席(3回無死二塁の第2打席)も走者二塁で、最悪でも進塁打を打てれば2-0で少し違う展開になっていたのかなと思います。
―― 打線不調の要因は
ここ数日素晴らしいピッチャーが投げてるというのもそうですし、その中でもさっき言ったように最低限の仕事を僕自身も含めてできれば、ヒットがなくても得点できる機会が少なからずあるんじゃないかなと思います。そういうシチュエーションをしっかりものにできれば、しっかりブルペンに託せるんじゃないかなと。
―― ホームに侵入した走塁の場面は
あれはコンタクトプレーなので全力で走ってセーフになった。送球がそれるかどうかのプレーなので結果的にはサードベースマンがいいプレーでした。
―― 打線復活はどのように考えているか
幸いにもというか、そんなに長い離脱ではないと思います。今出ている選手は結果が出てると思うので、あと前半戦、オールスターブレークまでの少しの期間しっかりと粘り強く戦えていればピッチャーや先発ピッチャーもそうですけど、主戦力が戻って来た時にまたいい戦いができるんじゃないかなと思います。
―― ホームランを放った打席について
いつもと同じですかね。普段と変わらずに基本的にはストライクをしっかり振る。球種問わずストライクをしっかり振って難しいボール球はなるべく手を出さない。シンプルですけど、そこに尽きるかなと思います。
―― 工夫していることは
今日の四球もそうですが、しっかりボール球自体は見極められているかなと思うのでそういう打席が増えてくればヒットは自ずと近づいてくると思います。ホームランも増えてくると思いますし、その分得点機会も増えていると思うので、クオリティの高い打席をしっかり増やせればいいんじゃないかなと思います。
ロバーツ監督 試合後コメント
―― 相手の投手(ミジオロウスキー)と攻撃陣について
彼(ミジオロウスキー)は今夜、本当に素晴らしかった。これまで彼の投球を見る機会がなかったが、ボールの質がとても良かった。特に速球はかなり特別なものだった。加えて、コントレラスとのコンビネーションも非常によく、カーブやカッター、スライダーなどを使って速球をうまく隠していたと思う。何度か3ボール2ストライクのカウントに持ち込んだが、その場面でもしっかり投げ切ってきた。変化球でタイミングを外される場面も多くあったし、12三振を取られると、なかなか前向きに捉えるのは難しい。でも、それだけ彼が良かったということだ。彼らはリリーフでも良い投手をどんどん出し、今日は本当に攻めることができなかった。ただ、クレイトン(カーショー)が素晴らしかった。前回の登板で今季最多の球数を投げた直後にもかかわらず、6回を投げきってリリーフ陣を休ませてくれた。これで明日、勝つチャンスを作ることができる。そこは大きな収穫だった。
―― 一歩前進するには
5連敗している状況は、もちろん気分のいいものではない。ただ、今日は「誰が出てきても関係なかった」というような日だったと思う。それくらい相手の投手が素晴らしかった。だから、今日のことは引きずらずに切り替えたい。幸い、明日はデーゲームですし、またすぐに試合に戻れる。タイラー(グラスノー)が先発するのも楽しみだし、ベン(カスペリアス)も戻ってくる予定。守備や投手陣の面ではしっかり整っているので、試合をうまくカバーできる状態だと思う。(相手先発の)キンタナとは何度も対戦しているが、彼は緩急をつけ、ゴロを打たせるのがうまい投手。テオが出場できるか様子を見ていくことになる。トミーは出場予定だ。テオは今ちょっと中途半端な状態なので、彼の体調次第だね。そして、ウィルが試合に戻ってラインアップに入るのも、もちろん良いことになる。
―― 球速の速い投手について
さっきも言ったように、コントレラスが球種の組み合わせや配球の順序を非常にうまく変えていた。相手投手は明らかに、100マイルに達する速球を持っていて、さらにブレーキングボールもストライクゾーンに決めてきていた。そして、カウントで後手に回っているときでも、その変化球を投げてきたので、攻略するのが本当に難しかった。今夜の試合は厳しいものだった。
―― 6回の攻撃でのミジオロウスキーは
彼は興奮していたね。うちのチームと対戦するホームゲーム。直近の登板はあまり良くなかったようだが、今回が初めて6回まで投げ切った試合だったので、全てを出し切ったんだと思う。その感情は、もちろん理解できる。それに、サードの選手が(大谷の)肩越しにすごい送球をして、うまくプレーされた。僕たちは1点を取りにいく展開で、二、三塁だったので、打球が転がったら走るというサインだった。相手が素晴らしいプレーをした。だから、そこは相手を称えるべき。彼の感情はよく分かります。
―― 大谷の走塁は
そうですね、あれはただのゴロだったが、守備側はしっかり後ろに下がっていて、いいプレーをした。それに、マイケル(コンフォート)のバッティングの調子を考えると、左投手が控えていたので、二、三塁の状況でもまだ得点圏にランナーがいる。だから、あそこは何とかプレーを起こして、1点を取りにいかないといけなかった。
―― カーショーに後半戦期待することは
これはベストケースの展開だと思う。彼は健康だし、ボールもしっかり投げられている。オールスター休みの間に少し休養も取れるし、これまでチームにとって貴重なイニングを投げてくれた。シーズンの始まりの頃と比べて、今の状態は本当に理想的と言える。これ以上望めないくらいの形になっている。
―― 大谷が前半戦31本塁打の球団記録を達成した
今年の彼の打撃成績は本当に驚くべきもの。それに加えて投手としても調整を重ねてバランスを取りながら、これだけのパフォーマンスを維持しているのは本当にすごいこと。これほどの成果を両立できる選手なんて、他に誰も思い浮かばない。彼は非常に努力家で、自己管理もしっかりしている。そして今シーズン前半は本当に素晴らしいものだった。彼自身が状況を変えてきたと言えると思う。
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