Jリーグが観客動員緩和を見送り 来月10日まで現状維持

サッカー

2020.7.20

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    2020 J1リーグ 無観客で再開 写真:森田直樹/アフロスポーツ

     Jリーグは7月20日にオンラインで臨時実行委員会を開催し、東京を中心に新型コロナウィルス感染者数が増加している現状を受けて、8月1日から予定していた観客動員の規制緩和を見送ることを決定。来月10日まで現状の体制を維持することになった。

    Jリーグは6月27日のJ2とJ3で公式戦を無観客での「リモートマッチ」で再開した後、7月10日以降は政府の方針に基づいた制限を設けながら観客動員へ移行。現在は「5000人または収容人員50%のいずれか少ない方」で試合開催を行っており、当初の予定では8月1日以降の試合で「収容人数の50%」まで緩和する方針だった。

    しかし、最近になって感染状況は再び悪化。感染者数の増加傾向を受けて、Jリーグの村井満チェアマンは20日午前、感染症専門家に意見を求めた上で、同日午後、各クラブ代表者との臨時実行委員会をオンラインで開催して、緩和見送りを決定。8月10日まで現状を維持する。

    これに伴い、アウェイの観客の受け入れとアルコール飲料の試合会場での販売も見送られる。また、来場者の応援スタイルも、歌を歌ったり大声を出したり、鳴り物や指笛を鳴らし、大きな旗を振り回すなどの行為は現在も禁止されているが、これを継続することになる。

    村井チェアマンは、自ら意見を聞いた専門家の見解について、「危機感が非常に高い。予断を許さないという感覚が言葉の端々に感じられた」と語り、その後の臨時実行委員会では各クラブ代表者からの「異論はなく、全会一致という認識」と村井チェアマンは説明した。

    8月11日以降の試合開催については、7月27日にNPB(日本野球機構)との連絡会議を開催して再び専門家の意見を聞いた上で、同日開催予定の実行委員会にて決定する予定だ。今月22日には政府の専門家による分科会が開催される予定となっており、専門家の見解を受けて政府の方針が示されると見られている。

    東京都ではこの日も168人の感染が確認され、7月17日に最多の293人を数えたのを含めて12日間連続で100人を超えた。東京を含めた首都圏をはじめ、大阪や京都、福岡など各地で感染者が確認されており、全国では6日連続で400人を超える感染者数となっている。

     村井チェアマンは、「まだまだ予断を許さない状況。しっかり対応を見極めながら前進していきたいというクラブの総意」と語った。


    取材・文:木ノ原句望