【サッカー】元なでしこジャパン永里優季 男子クラブでのプレーに挑戦

サッカー

2020.9.10


社会人サッカー 男子チームに永里優季が入団 写真:松尾/アフロスポーツ

 FIFA女子ワールドカップを2011年に制した、元なでしこジャパン日本女子代表の永里優季選手が、男子クラブでのプレーに挑戦する初の女子プロ選手になる。

 永里選手は、所属するアメリカのシカゴ・レッドレッドスターズから、出身地である厚木市を本拠とするアマチュアの「はやぶさイレブン」へ期限付き移籍で加入。今月中旬に始まる神奈川県リーグ2部で、男子クラブでのデビューを目指すことになった。

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 9月10日の加入会見で33歳の元日本女子代表は、子どもの頃から「いつか男子のリーグでプレーしたいと言う思いがあった」と話し、思いが叶った今回の移籍に「感謝している」と笑顔を見せた。

永里選手によれば、アメリカ国内大会が7月下旬に終了した後、新型コロナウィルス感染の影響で、その後のアメリカ女子リーグの競技日程がなかなか決まらず、制約も多いプレー環境に「疲れも感じていた」という。

そこで環境を変えることを考えた永里選手は、兄の源気選手が所属する地元のクラブ、はやぶさイレブンのことを思い出し、自分から移籍を働きかけ、実現にこぎつけた。

日本代表時代にも、男子大学生などとの練習試合はこれまでにも何度となく経験してきたが、男子チームに入って同僚として戦うことは初めて。

優季選手は、「選手として男性の中でどれだけできるかは未知数なところが大きい」としたが、「フィジカルは劣ると思うが、ポジショニングや駆け引きは、海外で磨いてきた部分。チームメイトが男性だったら助けられて、自分の良さも出していけると感じを持っている。これまでの海外経験やトレーニングを活かして、チームのためにプラスになれるよう、ベストを尽くしたい」と意気込んだ。

 永里選手は日本代表でも活躍。FIFA女子ワールドカップ2011年大会優勝を含めて、2004年の代表デビューから132試合で58得点をマーク。なでしこリーグでは日テレ・ベレーザでプレーし、2010年から海外へ渡り、ドイツ、英国を経て、2017年にシカゴに加入し、ここまでアメリカ女子リーグで52試合に出場している。


取材・文:木ノ原句望