セルジオ越後「銅像を建てるくらい川崎Fに貢献」引退の中村憲剛をベタ褒め

サッカー

2020.11.4



    【セルジオ越後の言いたい放題】
    今季での現役引退を発表した川崎フロンターレの中村憲剛選手。
    フロンターレ一筋18年のレジェンドを、セルジオ越後が称賛!

    「引退は一番いいタイミングだった」
    「憲剛を超える選手はいない」
    「"川崎イズム"を残した功績」
    「中村憲剛ピッチを作るべき」

    そしてセルジオから中村憲剛選手に厳しくも愛のあるメッセージが!

    セルジオ越後コメント

    ー引退発表に関して

    誕生日に決勝点を取って、次の日に引退発表というのは、シチュエーションとしてはプロとしてインパクトがあって一番良いタイミングで宣言したと思いますよ。彼は謙虚ですね。自分の考えることははっきりとしていて、ブレないです。

    (2014年のブラジルW杯で)日本代表メンバー発表の時に、テレビ局がバスの中で選手を撮影していて、みんな憲剛が選ばれると思っていたら大久保になっちゃったのね。そういう厳しさも経験しましたしね。一番ピークでバリバリの時にW杯を経験できなかったのは、ちょっとやり残したことになるんじゃないかなと思いますね。

    ー中村憲剛の功績

    川崎フロンターレ一筋でずっと来てますから、チームの中のとんでもない看板になっていると思うんですね。
    彼を超えるのは簡単じゃないだろうと思います。
    どのチームでも、バスケットのマイケル・ジョーダンや巨人の長嶋茂雄さんのように偉大な人がいます。

    【動画】セルジオがベタ褒め!引退発表の中村憲剛が築いた"川崎イズム"若手も見習え

    一つのチームでずっと活躍する、MVPを獲る、初優勝もそこでする、今は強い川崎フロンターレだけど、勝てなかった時代があります。その時も含めチームを引っ張ってきた。一仕事が終わって、若手が出てきたから去っていく、というところも彼の中にはあるんじゃないかなと思います。

    僕が川崎フロンターレの経営陣だったら、ブラジルでは練習場に偉大な選手の名前を付けるんですけど、「中村憲剛ピッチ」と名前を付けて銅像を建てて、歴史に名を残します。

    憲剛ピッチ.jpg

    それくらいのことをやったんじゃないかと思います。それぐらいチームに貢献してきましたね。
    海外も行かずに、華奢な体でずっと活躍しました。

    ー選手としてのすごさ

    サッカーの頭の良さ、戦術的な感覚、常に攻撃のリズムを作れるところ。それとキックの正確さですね。
    フリーキックもあれくらい決められる選手だったから、パスも測ったようなパスを出せる、誰でもできるものではないですね。

    いいところでサポーターを煽ったり、リーダーシップもあって、チームの指揮者のようでしたね。
    数え切れないくらいの素晴らしいプレーや得点、40歳になって最後の最後まで見せてくれました。

    クールに見えるけれど、結構負けず嫌いというのが彼から出ています。
    プロとして若い世代や現役の日本代表の選手たちにそういう気持ちをもっと強く持って欲しいですね。
    例えば、そばで一緒にプレーした小林悠も学んできているはず、そのイズムは川崎フロンターレにも残してくれていると思います。

    ー中村憲剛と藤田俊哉

    前にも同じ選手がいました。ジュビロ磐田にいた藤田俊哉です。

    似た体で、プレースタイルやキレがものすごい似ていました。2人とも偉大な選手でダブって見えますね。あの名波が、藤田には頭が上がらないと言っていました。

    大きい相手でも、日本人は苦手じゃないということを中村や藤田が印象付けてくれました。
    でもそれは彼らのような技術とプロフェッショナリズムがないとできないことで、あれぐらいのボールコントロールができなかったら、もう相手に壊されていますよね。彼らは倒されても怪我をしないところが特徴ですね。パワーだけでプレーをしていないですから。

    大活躍して40歳までできたのは、そういう技術を持っていたからではないでしょうか。

    ー引退後の人生

    これから人生が長いですよね。

    幅広くフィールドの中だけでなく社会人として色々な分野で、色々な人に会えるし、色々な可能性があると思います。
    今度は憲剛人間として、中村憲剛という人材をどこまで伸ばせるのか、僕は期待したいと思います。

    ー中村憲剛選手へメッセージ

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    これから時間がたくさんあると思いますから、違う角度でサッカーだけでなく色んなスポーツを見ること、興味を持って現場に行くことで、幅が出てくるんじゃないかなと思います。

    一つ、スタンドとフィールドは遠いんです。
    みんなあなたを見ていたけれど、あなたからみんなは見られないです。あの距離では付き合えないんですよ。
    ファンがいっぱいいるから人脈が多いと思うのは大きな勘違いです。

    これからはフィールドから上がって、一人でも多くの人と自分の人生の役に立つような出会いをしてください。
    有名だから人脈は作りやすいので頑張ってください。

    僕もその中の一人ですから。
    ぜひ会いましょう!