女子70キロ級 新井千鶴 実績十分のベテランが見せる柔道「軸をぶらさず最後まで闘う」【五輪柔道】

柔道

2021.7.28

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    新井千鶴 Photo:Itaru Chiba

    世界選手権は2連覇、グランドスラムでは8度の優勝。女子70キロの新井千鶴(三井住友海上)はすでに実績十分の柔道家だ。

    27歳になるベテランは技術だけでなく心理面での研究にも怠りはない。「自分はこうやって勝ちたい」という明確なビジョンを持つようにしている。

    「どんな場面でも、軸をブラさずに最後まで闘う。そういったところが少しでも揺らいだりすると、自分の体勢にも不安定なところが出たりする。全てはセットなので、どこかが欠けたりしたら、五輪という舞台で自分の力を発揮できない」

    その目はまっすぐ前を見つめる。

    また、新型コロナで練習施設を使えない時には、自重トレーニングで身体を鍛えた。

    「あくまで体幹だったり、柔道に活かせる筋肉を身につけることが重要。技に力が伝わるような動きを意識した練習を取り入れてきました」

    どんな状況でも柔道に真摯に取り組んできた。

    工夫もする。リオ出場には一歩及ばなかった悔しさから本来は左組ながら右組も試みるようになった。そのスタイルはしっかり自分の組手を作ってから得意技を仕掛けるといった正統派の戦い方だ。

    そこに持ち味のパワーが噛み合った時どんな戦いを見せるのか注目だ。