【ドバイWC】ウシュバテソーロ 末脚爆発も連覇逃す 川田騎手「あれだけしっかり走られては、どの馬にもノーチャンス」

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2024.3.31


Photo by Waleed Zein/Anadolu via Getty Images

ドバイワールドカップ<ドバイワールドカップデー 9R G1 ダート 2,000m メイダン競馬場(アラブ首長国連邦・ドバイ)>

ドバイワールドカップデー メインのドバイWC。連覇を狙うウシュバテソーロ、昨年のUAEダービーを制したデルマソトガケがそれぞれ人気を争うという日本競馬史上、最も層の厚い陣容で臨んだ一戦だったが......地元ドバイの意地に屈する形になった。

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どの馬も出遅れることなくきれいなスタートとなったレースは外からローレルリバーが先頭に立とうとするところに同じく地元ドバイのミニタリーローが絡み、そのうちから日本のドゥラエレーデが付けるという展開になり、前の7頭と後ろの5頭が分断するような形で1コーナーを回っていった。

後ろにいるのはウシュバテソーロとサウジCでウシュバテソーロを負かしたセニョールバスカドール。

1000m通過タイムが推定1分3とやや早めの展開になるのは末脚を生かしたいこの2頭にとっては好都合。昨年のようにウシュバテソーロの黄金の末脚が直線で爆発するとこの時点から期待したファンも多いことだろう。

しかし3コーナーを過ぎたところで逃げたローレルリバーと2番手にいたサウジアラビアのディファンデッドが後続に5馬身以上の差を付けるという大勝負に。

芝とダートで異なるが、まるでドバイシーマクラシックのリプレーを見ているかのような展開に持ち込んで最後の直線に入った。

そして迎えた直線。

持ったままの状態で先頭に立ったローレルリバーはこの時点で2番手に5馬身を付けるというセーフティーリードを保って逃げ、後続馬たちが追い上げるという状況に。

ディファンデッドをはじめ3コーナーから追い出されていた3番手集団の馬たちでは前を捉えるだけの脚がなく、次第に前とのリードが広がっていく。

残り200m。ようやくウシュバテソーロとセニョールバスカドールが末脚を爆発させて前を懸命に追いかけるが、時すでに遅し。

ウシュバテソーロがゴール板を通過した8馬身半前にいたローレルリバーがこのレースを制した。

サウジCで敗れたセニョールバスカドールはウシュバテソーロに首さ及ばず3着。以下、後方待機に徹していたウィルソンテソーロが4着、ドゥラエレーデが5着。オイシン・マーフィーが手綱を取ったデルマソトカゲは6着に終わった。

連覇を逃したウシュバテソーロの鞍上、川田将雅は「勝ち馬にあれだけしっかり走られては、どの馬にもノーチャンスだったと思う」と勝ち馬に脱帽。しかし、「秋のBCクラシックに改めてチャレンジしたい」と早くもリベンジを誓っていた。


■文/福嶌弘