山本由伸 「明確にこれだという感覚が出ている」と好投に手応え 12勝目ならずも7回1失点無四球10奪三振

山本由伸 PHOTO:Getty Images
<8月31日(日本時間9月1日)ロサンゼルス・ドジャース 対 アリゾナ・ダイヤモンドバックス@ドジャー・スタジアム>
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ドジャースの山本由伸投手(27)が、本拠地で行われたダイヤモンドバックス戦で今季26度目の先発マウンドに上がった。
同地区のダイヤモンドバックス相手に、2試合で1得点と拙攻で2連敗しているドジャース。ここまで11勝のエースを送り出し、連敗ストップを目指した。
1回表の山本、まずは先頭のペルドモを外角低めのカーブでショートゴロに抑えると、2番マルテはセカンドゴロ、3番キャロルもカーブでセンターフライに打ち取り3人で終了。好スタートを切った。
1回裏、先頭の大谷翔平が低めのシンカーを捉えると、鋭いライナーが二塁手の頭を越えてライト前ヒットに。大谷が2試合ぶりのヒットで出塁すると、湿っていた打線に火が付く。
続くベッツがシングル、フリーマンがツーベースとMVPトリオの3連打で、大谷はホームに帰りドジャースが1点を先制。その後もパヘスの内野ゴロの間にベッツがホームに帰り、初回にドジャースが2点を奪った。
2回表の山本は、4番アレクサンダーからこの日最初の三振を奪うと、5番デルカスティーヨをセカンドゴロ、6番ロックリアーにはカットボール、スライダー、スプリット、変化球3つで三球三振とし、2イニング連続の三者凡退に抑える。
山本は3回表も完璧なピッチング。7番トマスは97マイルのストレートで空振り三振とすると、8番ロウラーはライトフライ。
9番マッカーシーがバントで揺さぶるも、目の前に転がった打球を山本は落ち着いて処理し、この回も三者凡退。序盤3イニングで山本は一人もランナーを出さず、9人で終えて見せた。
打順2巡目となった4回表の山本のマウンド、先頭のペルドモはストレートで三振とするが、続く2番マルテが、3塁方向に上手くバントで転がして内野安打に。
山本は今日の試合初めて走者を許すと、続くキャロルにはスプリットを上手くセンター前に運ばれ、一気にランナー1・2塁のピンチに。
4番のアレクサンダーは三振とするが、5番のデルカスティーヨに直球を捉えられると、これがライト前へのタイムリーヒットとなり1点を奪われた。
なおもランナー1・3塁とピンチが続くが、それでも続くロックリアーを変化球で追い込み、最後は内角低めのスプリットで三球三振、山本はこの回を最小失点で切り抜ける。
するとその裏、9番ロハスにタイムリーが出て3対1と、ドジャースがリードを広げた。
5回表、リズムを取り戻した山本は、先頭トマスを力無いサードライナーに打ち取ると、8番ロウラーは低めのスプリットで空振り三振。9番マッカーシーも内野ゴロに抑えて三者凡退。
6回は、3巡目のダイヤモンドバックス1・2・3番をサードゴロ、見逃し三振、ショートフライでこの試合5度目の三者凡退に抑え、完全に立ち直る。
7回表は、先頭のアレクサンダーをスプリットで3打席連続となる空振り三振。続くデルカスティーヨにライト前ヒットを打たれるが、続くロックリアーをカーブで空振り三振に打ち取り、メジャー自己最多タイとなる10個目の三振を奪った。
そして、後続を左翼手キケのダイビングキャッチでレフトライナーに抑え、スリーアウト。98球を投げ切った山本はベンチに帰ると、チームメイトからハイタッチで迎えられた。
コントロールが冴え渡った山本は、この日7イニングを投げて4安打・1失点。自己最多タイ、今季3度目となる10奪三振で、与四球は0。ハイクオリティースタートで、勝ち投手の権利を持ってリリーフに後を託した。
しかし試合は8回表、ドジャースのスコットがテンポよくツーアウトを奪うものの、その後1番ペルドモ、2番マルテの連打を浴びてツーアウト1・2塁のピンチを招く。
この場面で、3番キャロルにまさかのスリーランを被弾。後続はなんとか打ち取ったものの、この一発で同点に追い付かれたため、山本は今季12勝目とはならなかった。
それでもドジャースは4対4と同点で迎えた9回裏、代打スミスのサヨナラホームランで劇的勝利。
連敗をストップしたドジャースは、この日パドレスが敗れたため、地区優勝マジックを「23」に減らしている。

山本由伸 試合後コメント
ーー2週連続で日曜日に好投。前回は集中できたと言っていたが、メンタル面では今回も同じアプローチで臨んだのか?
しっかり1週間練習できたので、自信を持ってマウンドに上がることができました。
初回からいい立ち上がりができて7回まで投げられたので、全体的に良かったと思います。
ーー今日の良かった点は?ストレートが良かったからスプリットが活きたのか、その逆か?
どの球も反応よくできたと思いますし、変化球も良かったので。
真っ直ぐもどんなカウントでも思い切ってゾーンに投げていけましたし、いいコンビネーションと言いますか、そんな感じですかね。
ーーどのようにコンディションを保っているのか?
コンディションだったり、体調の面は変わらず春からずっといい状態をキープできています。
フォームは多少波があったりもしましたけど、ここ最近は明確にこれだっていう感覚が出ていますし、とにかくピッチングのどの面もすごくいい方向に行っているなと感じています。
ーーストライクゾーンを積極的に攻めていることがパフォーマンスにつながっているか?
もちろんボールのゾーンも使いながら、今日とかはボール球もしっかり振らせたりすることができましたし。
しっかりピッチングというところにおいて、色々な技的な部分がすごく上手くいっていると思います。
ーー久しぶりの本拠地で、投げ心地はどうだった?
やっぱり球場出た時からすごく気持ちいいなと感じましたし、今日はいいピッチングができて良かったです。
ーー景色の良さとなど、投げやすさはある?
試合数は一番投げる球場なので、いい意味で慣れてるところはたくさんあると思いますし、いいピッチングにつながったと思います。
ーーフォアボールは0。自身の評価は?
しっかり良いフォームで、しっかり腕を振って思い切り投げていけた中で、フォアボールがないっていうのはすごく調子のいい証拠だと思います。
これを続けていけるように、頑張りたいと思います。
ーー三振がたくさん取れたことに関しては?
色々なボール・コースを使いながら今日は投げられたので、本当に色々な部分が上手くいったなという感じです。
ーーチームが連敗中でのマウンド。心境はどうだった?
まずはとにかくいつも通り、自分のピッチングに集中して今日の試合に入る。
昨日、一昨日のことはあまり考えず、とにかくいつも通り試合に入っていくっていうのは心がけました。
ーーラッシング捕手とバッテリーを組んで、感じる部分は?
本当に(スミス捕手と)どちらが良いとかそう意味では全くないですけど、とにかく全力でサポートしてくれます。
フォームの面もアドバイスをくれたり、そういったところもすごく見えてるなと。
すごく頭もいいですし、熱い男ですので、すごく好きです。
ーー山本由伸にフォームの助言というのはハードルが高く感じるが、最初にアドバイスを受けたときはどう捉えた?
キャッチャーは配球ももちろんそうですけど、ピッチャーをリードするっていうのが役目だと思うので、すごい助かりますし頼りにしてます。
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